スライサーで人参と一緒に指先をそぎ落としてしまい、形成外科通いしていました。
つまらぬものを切ってしまった…
稽古の許可がお医者さんから出るまで、3週間。
すっかり体がなまっています。
技よりも大切なこと
今日の稽古では、T先生が人間の体の働きを重視した体さばきを教えてくださいました。「人間、力づくで押されれば、押し返したくなる。これは人間の体の自然な反応。」
「打ってきたら、その相手の体を思い切り伸ばしてやる。
伸び切ると、相手の体は力入れなくても倒れる。
ふっと雨のしずくが落ちるように真下へ落とすだけ。力はいらない。」
基本になるのは、相手の体を思い切り伸ばす動きだそうです。
本日の稽古内容
座った状態で正面打ちしてきた相手の体を伸ばす練習
相手の体を、思い切り上に伸ばす。相手は不安定になるので、力を入れなくても、すっと下に流すだけで崩れる。
相手が伸びると、つい腕をひねりたくなる(一教)けど、まずは伸ばす練習。
でも、相手が伸び切るまで待てない私。
Fさんに「慌てないで。ゆっくりでいいから」と何回も言われました。
なぜか焦ってしまいます。
立った状態で正面打ちしてきた相手の体を伸ばす練習
伸び切ったら、そのままスッと自分の体を沈めるだけでいい。なのに力が入って、相手を床に向けて押してしまいます。
K君に「今押してました(笑)」と指摘受けるたびに「その通りです。つい・・・」と反省。
せっかちな性格が露呈します。
相手を伸ばし切った後、普通に一緒に歩く練習
体を伸ばされると、倒れないようにしようと力んでも、すぐに崩されます。取りはただ一緒に並んで歩いているだけなのに。
不思議。これが人の体の反応なのか~。
私は普段の練習時に細かいことにとらわれがちです。
この稽古を通して、大きく考えることを学びました。
技よりも大切なことは、人間の体の反応、働き方を知ること。
本当に合気道は奥が深いです。
稽古のお土産
肩の軽い打撲最後に
これで2017年の稽古は最後です。私にとっての合気道の稽古元年が終わります。来年はもっと上手になりたいです。
皆様もよいお年をお迎えください。