今日の稽古では、また耳新しい用語を聞きました。
新しい用語
稽古では、色々な用語が出てきます。今日は「入り(いり)」「遊びをなくす」「吸い込み」というのがありました。
「入り(いり)」
入り身のことかな?まず最初の、攻めてくる相手の死角に入ったり、相手の力を自分の中に取り込めるように相手の中心に入ることかな?
「遊びをなくす」
「この車のブレーキは遊びがある」とか言います。ブレーキを踏んでもすぐにはかからなくて、もっと踏み込むと利き始める。その効き始めるまでの間が「遊び」ってことですよね。
「腕を張ってお腹の力を伝える」「大きな球体を持つように両腕を張って」「使うのは腕を伝わってきた下半身の力」と言われたりします。
お腹や下半身の力をきちんと伝えるために「遊びをなくす」?
具体的には腕と手刀を張る?多分ほかにも要素はあるはず。理解が足りません。
「吸い込み」
相手の力を誘い出し、自分の中に取り込むような動きのことかな?A.K.I.の技は、力のない人や女性でもかけられるよう考えられている気がします。
力で相手に対抗しようとしない動きです。
3つを合わせると
つまり、技をかけるための導入が「入り」で、「吸い込み」したり「遊びをなくす」ことで技をかける?昔の道場とA.K.I.は同じ合気会ですが、A.K.I.の方針なのか、私の理解が
特に天地投げ(の裏)は違う技なのかと思ったくらい、違いました。
昔習ったのは、上から自分の腕で切り下ろす投げ方でした。
今教わっているのは、相手を吸い込んで誘導し、相手自身の勢いで飛び出すようにさせて投げる方法です。
今のやり方は難しいけど、体の小さい私にとっては、必要不可欠な動きです。
頑張って身につけたいと思います。
本日の稽古内容
横面打ち入り身投げ
相手がこめかみに向かって打ってくるのを、下から⤴すくい上げるように、手刀で制する。外側の自分の腕の肘を折り畳んで、相手の背中に入る。
足さばきで体を45度開く。
崩れた相手が起き上がってきたところで、体を開きながら投げる。
気を付けないと、体を開くのではなく、逆に動きそうになります。
肘を相手の首に引っ掛けて、切り下して投げる癖が抜けません。
天地投げ
人が多くて場所がない時は、踏み出して切り下すやり方。場所が空いた後は、誘い込んでから投げる方法で練習しました。
片手持ち第一教
持たれていない方の手と足を同時に出して、相手にパンチ。それから一教。
遊びのないように持たれた手も、パンチする手もぴんと張る。
こ、これは・・・持たれた手を張ることによって、相手の顔の距離が近くなり、パンチが思い切り決まりそう。
一教以前にノックアウトしちゃいそうです。
「結構エゲつない技ですね」と先輩。同感です。
片手持ち小手返し
ぶつかるくらい相手の中に入り、持たれた自分の腕に手刀を滑らせて相手の手を外す。相手が進む力を体さばきで外し、相手の体が戻ってきたところでタイミング合わせて小手返し。
タイミング合わせるのが難しいので、低い位置で手を構えておいて「相手がここに来たら投げる」と思っておくといいそう。
飛び受け身がうまく行かず、悩ましいです。
Uさんが「私もいつの間にか出来るようになっていたから、道子さんも年明けぐらいに『あれ?できてる』ってなるかも」と励ましてくれました。
そうなってたら嬉しいな。
稽古のお土産
おしりの横側の軽い打撲太腿の筋肉痛
最後に
同じ合気会の道場でも、技や教え方が違うんだなあ、と最近感じます。求めている本質は同じだけど、アプローチ方法が違うんだと思います。
合気道には、合気会だけでなく、養神館や岩間流、富木流、心身統一合気道などさまざまな流派があります。
学んでいた流派では飽き足らなかったり、考え方が変わったりした先生方が独立・創設して、流派が増えたようです。
危険なく稽古できるよう工夫されている流派や、実践性を重んじた流派など、それぞれ特徴があります。
一度学び始めると、違う流派のやり方に慣れるのに苦労します。
転勤や引っ越しの予定があるなら、最大会派で各地に道場がある合気会がおすすめです。
でも、流派の違いよりも、個々の道場や先生の違いの方が、習う身としては重要です。
あちこち見学・体験して、ご自分に合ったところに通うことをお勧めします。