今日は白帯の参加者が多く、基本の練習が主になりました。
受けの心構え
取りを意識して受けをする。投げられて前受け身した時、立ち上がってから受けの方に向き直るのでは遅い。
受けの方に向いた状態になるように立ち上がる。
一教などで抑えこまれる時も、早々と取りに背中を向けるのではなく、可能な限りお腹を相手に向けて粘ること。
敵から目を離さず、無防備な背中をなるべく見せない。
相手が隙を見せたら、反撃してやるぞ、くらいの気持ちを持つ。
稽古としては、受けが粘ることで、取りは相手の状況を考慮しつつ隙のない技をかける練習になる。
受けも、取りの動きや技の効き方を感じ取り、身をもって学ぶことが出来る。
意識して受けをすると、上級者が稽古する返し技にもつながるのかも。
本日の稽古内容
足さばきの稽古
畳の線に沿って半身で立ち、入り身と転換の足さばきをやりました。1、2、3と数えながらやったのですが、簡単に出来ると思いきや、意外と間違えます。
つま先の向きがズレたりして、止まった時に半身になっていません。
少しずつ足を踏みかえて修正し、半身の形になります。
体に覚えさせるためには、普段から意識することと自主練が必要です。
諸手取りで転身の練習
持たれた手を自分の胸の中央につけて肘を曲げ、脇をしめる。持たれてない腕の側の足を引きながら腰を回し、相手を誘い込む。
相手が誘い込まれたところで反対方向に腰を回し、相手を崩す。
諸手取り腰投げの練習
さっきと同じで、持たれた手を自分の胸につけて相手を誘い込む。相手が誘い込まれて自分の脇の下に入るまで。脇に入ったら、相手の上半身をかかえる。
持たれていた方の手で相手の足をかかえ、自分の腰の上に相手を横向きに乗せる。
膝を曲げて腰を落とし、しっかりと腰の上に乗せると、相手の重さをあまり感じない。
乗せるところまでで、投げはやらなかった。
座技正面打ち第一教
相手を抑えこむ時に(表)(裏)にとらわれず、自由に相手を誘導しながら動かす練習。(表)と(裏)の動きの間には、それこそ何通りもの動ける場所・方向がある。
360度すべてかな?
理屈では分かっても、いつも練習している方向にしか動けない…
半身半立正面打ち第一教
座っているこちらに対して、相手は立った状態から打ち込んでくる。なので、相手が完全に打ち込んだ後で動くのでは間に合わない。
相手が腕を振り上げたところで、下に入る。
相手の腕を何とかするのではなく、膝行で前に進んで相手を崩すイメージ。
膝行の下手さが露見して悲しい。