交差取り
今日は肩取りや交差取りなど、普段あまりやらない持ち方を稽古しました。持ち方、持たれ方が変わると、とまどいます。
止まっている状態はまだいいのですが、動きながらだと更に混乱。
あれ、この手でいいのかな?あっちの手?と意識が手だけに集中。
今度は技の動きがおろそかに。
難しいです。
交差取りは、刀を抜こうとした手を相手におさえられた形。
なるほど。それが元の動きなんですね。
取りは刀を奪われずに、相手の手を外したい。
そこで、手を上からおさえて、そのまま二教をかけたりする。
交差取りは「握手するようにして手首を取る」と前に教わりました。
昔の人だったら、「刀を抜かせまいとする」って説明されただけで、すぐ理解できたんでしょうね。
合気道を始めたばかりの時「横面打ちして」と言われて、平手打ちしようとしました。(本来は手刀で上斜めから、こめかみを狙う)
先生、驚きつつも笑顔で軽~くさばかれました。
意表を突かれても、余裕で対応できる先生ってすごい。
初心者の方が変なことするから危険かもしれません。
だいぶ稽古慣れしたつもりですが、まだ変なことしてるかも…
見取りは大事
先生のお手本(見取り)の時、角度によっては、見えにくい時があります。先生は全員に見えるように、向きを変えて何度か動いてくれます。
でも、受けの陰になったりすると、やっぱり見えません。
見取りの時には、技の全体的な流れ・やり方・気を付けるべき点などを把握します。
なので、お手本が見えなかった時は、その後の稽古も輪郭がはっきりしないというか、消化不良な感じ。
な~んて、分かったようなことを言ってるけど、見えていても「⁇」の時もある。
これは、見える見えないではなく、完全なる私の理解不足です。
見取りでピシッとその技のことが理解できる→自分で体現できるレベルに達するには、稽古の積み重ねが必要そうです。
ここから下は
本日の稽古内容
今日はT先生が合宿でご不在のため、Fさんが先生役でした。片手持ち四方投げ(表)
手は逆半身だけど、取りの足は相半身の状態でスタート。後ろの足を大きく踏み出しながら腕を振り上げ、転換しながら投げる。
自分の腕は、必ず自分のお腹の前か中心線上にあるようにする。
片手持ち四方投げ(裏)
持たれた手の指はきちんと張って手刀にする。指を張ると、手首の筋が張って(膨らんで?) 相手の手に密着するのでよい。
でも、持たれた腕の肘や肩の力は抜く…なんて難しいんだ!
最後に投げる時、相手の手の先を丸め込むと、その先の筋が伸びて、仰け反るので投げやすい。
座技肩取り第二教
肩を持たれてない方の手で相手の顔に当身。持たれた肩を腰から引きつつ、持ってる相手の手をとる。
一教で抑える。
(表) 相手の手首を曲げてから畳につける決め方を教わった。
この時、相手の腕を畳から浮かしておくと、更に手首曲げることになるので、関節柔らかい人にも有効とのこと。
(裏) 相手が起き上がってから、二教を決める。
最期の極めは、相手の頭に向かうように、自分の腰から回す。
交差取り二教
交差取りは、刀を抜こうとしたところを相手におさえられた時の技。なるほど〜。
交差取りされたら、持たれた手を内側から回すようにして相手の手首に引っ掛け、もう片方の手を上から添えて、自分のお腹に向かって巻き込む。
よく利く。痛い。
交差取り二教
大きく動くやり方。腕の取り方も大きく、円を描くように動く練習。
自分だけで動くのもダメだし、相手を振り回そうとしてもダメ。
相手が自然についてくるように動く。
正面打ち呼吸投げ
外側の足を1歩踏み出し、入り身で相手の横に入る。もう1歩踏み出しながら、手を相手のお腹→胸→顎に沿わせるように手を伸ばして投げる。
相手の顎に当身を入れる人もいる。
鋭くてカッコいい投げ技。
最短距離で投げに行っている感じがする。
正面打ち入り身投げ(表)
相手の背中側に入り身。相手の後ろにぴったりつき、相手の肩を斜め後ろにすっと引くようにして下がるだけでいい。
相手を腕で振り回そうとしない。
正面打ち入り身投げ(裏)
相手の反対の肩の後ろまで深く入り身するのが、うまくいかない。最初のこれが出来ないと、お話にならない。
片手取り呼吸投げ
掛かり稽古方式。途切れなく連続して投げられるように、受けは前の人に続く。
座技呼吸法
呼吸法は、人によって違うのがよく分かる。Tさんは、持たれたら息を吸って、大きく吐きながら投げに移る。
最初は持たれた腕の力みはなく、こちらの腕を上げた頂点から腕に力が伝わってくる。
呼吸とともに、お腹から伝わってるのかな?
一朝一夕には真似できない。
とにかく、呼吸法は難しい。