今日の稽古での個人的キーワードは「木刀を扱うように動く」でした。
木刀を扱うように動く
毎回「中心線を意識する」ことが大事、と言われます。分かったようで、なかなか出来ません。
「木刀を振るように自分の前で相手を扱うように」と教えてもらって、イメージしやすくなりました。
木刀の振り方
稽古前に木刀の振り方を教えてもらったので、余計「木刀」のキーワードを意識したのかも知れません。木刀は左手だけで振る。
右手はコントロール調整のみで使う。
右手でギュッと絞りながら、振り下ろしたのを止める感じ。
自分の手は、お腹の前→額の前→お腹の前、の軌道。
力を入れて振るのではなく、刀の重みだけで振り下ろす。
左手の小指と薬指のつけ根に豆ができるのが正しい握り方。
親指や人差し指ではない。
振り下ろす時に、膝を柔らかく使い、腰を落とす。
ギクシャクして「肩に力入り過ぎてロボットみたいだね」
自分でもそう思います。
体中がバラバラに動いている感覚しかありません。
素振りの自主練が必要です。
ここから下は
本日の稽古内容
逆半身片手持ちのストレッチ5種
- 上(転換して腕を大きく前から後ろに回して、相手の背中をストレッチ)
- 横(転換して腕を前にのばす)
- 下(隅落としの形)
- 二教
- 下(回転投げの外回転の形で相手の腕・肩をストレッチ)
隅落とし
体重が倍ある人相手では、なんかもう何にもしようがない感じ…。相手の真後ろにすっと落とすのが一番良さそう。
逆半身片手持ち呼吸投げ
持たれた手の肩から腕の力を抜いて、相手に自分から近づく。手は木刀を振りかぶるようにして、自分の額の前に上げる。
相手に近い足を引いて、後ろに下がる。
相手の体勢が不安定になる。
膝を曲げて、ただ腕を振り下ろしながらしゃがんで投げる。
腕は、木刀を振るように自分の額の前に上げる→まっすぐ振り下ろす、の動作。
逆半身片手持ち四方投げ(表)
同じく腕の力を抜く。持たれた手と同じ足を踵から踏み出して軽く転換。
体が相手の方を向く。
後ろ足を踏み出しながら、腕を木刀の構えのように額まで振りかぶる。
腕はそれ以上持ち上げずに、くぐる。
自分の体勢崩さずに楽にくぐれる。
真っ直ぐ下に投げる。
腕は額まで上げる→まっすぐ振り下ろす、の動作。
正面打ち入り身投げ
相手を投げられず四苦八苦。「木刀を扱うように、相手は自分の前でだけ扱うようにしないと、相手の体勢の方が強くなってしまう。」
確かに変な方に腕伸ばしていると、こっちの体のバランスが崩れる。
逆半身片手持ち回転投げ
(外回転) 持たれたら転換、当身入れつつ向き直り、腕を切り上げる。相手の頭が下がってきたら、首の後ろに手刀で当身。
前足で相手の顔面に膝蹴り入れつつ踏み出して投げる…つもりで動く。
(内回転) 持たれた手は手刀で袈裟斬りする軌道で下へ。
空いてる手で顔に当身。
相手の脇で転換して、持たれた腕で裏拳を相手の顔に入れ、仰け反らせたところで腕を切り下げてから上げる。
首の後ろに手刀。膝蹴りしつつ踏み出して投げる…つもりで動く。
「ね?合気道で試合なんて無理、というのが分かるでしょ?」
よーく分かりました。
本気で技かけられたら
腕の力を抜くのが最初で最大の課題。
相手の後ろに回り、ふわっと両肩を引いて崩す練習
グイッと引っ張ろうとすると相手も抵抗するので、ふわりと。真っ直ぐ引くより斜め下へ。
相手の後ろに回りながら、腰の骨盤の両側を下に引いて倒す練習も。
正面打ち入り身投げ
さっきの応用で、後ろに回って崩す。起き上がってきたところで、相手の首に腕を引っ掛けて投げる。
大きくて重い人と組んだら、完全に起き上がられるともう投げられない。
腕が首に届きません。
せいぜい相手のお腹か胸あたり…。
タイミングに気を付けること、中心線上で相手を扱うこと。
二教(いつもと違う向きで手をつかまれた場合)
相手の手を上から抑え、自分の肘を相手の肘にのせて極める。比較的ゆっくり歩いていれば、出来そう。
相手がズンズン進んでいく場合、引きずられるだけで、肘をのせるのは無理だった。
番外編
女性の場合、不審者相手に掌底で顎に当身を入れつつ、手首のスナップきかせて、指で目をつく。眼は鍛えられないので、しばらくダメージを与えることができる。
その隙に逃げよう。