武道も美も姿勢が大事
稽古の途中でT先生が「壁を背にして立ってごらん」と仰いました。「壁に背をつけ、膝曲げて腰落として…また立ち上がる。その姿勢を保つんだよ。」
「前のめりになったり、縮こまったりしないんだよ」とのこと。
女性向け雑誌に「モデルの美の秘密」と載っていたことと同じだ!
ほほ~なるほど~簡単に出来るじゃないの~と読んでいたのに、実行しなかった。
美のためにはやらず、武道のために壁立ちするアラフィフ女性。
いいんだろうか…。
後稽古でも、取りに向かう姿勢が悪い・縮こまっていると言われました。
確かに有段者は皆さん姿勢いい。
取りの時はもちろん、受けの時も上半身はまっすぐですすすす~っと進む。
素早く移動しているけど、足音もしないで静かだ。
私は猫背でバタバタ足音立ててるから、根本的に違うな…。
姿勢が美しいと動きも美しい、というのは先生方を見ていると、いつも実感します。
立派な(?)中高年男性なのに、動いている姿がとても美しい!
強い・カッコいい・素敵…だけでなく「美しい」
伝統芸能には詳しくないけど、歌舞伎や日舞の映像をネットで見た時と同じように、演武も美しいと感じます。
私も、壁立ちと正しい姿勢で、強さと美の両方を目指したいです。
ここから下は
昇級審査対策
今日も2グループに分かれて昇級審査対策しました。審査についてはこちらもどうぞ
⇒昇級審査・昇段審査についての記事まとめ
私はT先生のご指導のもと、1級対策。
先生のOKが出るまで、IさんTさんを10本ずつ投げる、を繰り返しました。
投げまくりです。
投げさせてもらっているだけなのに、ヘロヘロ。
100本は投げたと思います。
IさんTさんはもっと大変だったと思います。
いつもありがとうございます!
後ろ両手取り四方投げ(表)
相手に合わせて動く。手をとられるかとられないかの紙一重を保ち、回る。
姿勢を正してハラを出して両腕をばーっと上げる。
親指は前方向に向く感じで。
腰を落とし斜め下から体を抜いて、相手の腕を握る(通常の片手取りの持ち方)
そして四方投げ。
歩き出す方向間違えがちなので注意する。
後ろ両手取り小手返し
体を抜くところまで同じ。取る相手の手は同じ。
でも、握り方は逆(逆手?親指が自分を向くように持つ)
相手と背中合わせにならなければ、とか考えすぎて動けなくなる。
それよりも、相手との間合いとタイミングを重視する。
後ろ両手取り呼吸投げ
動き方は同じ。相手に合わせて大きく動いて、腰を落としながら、上体と両腕を前方に投げ出すようにして投げる。
両腕は大きく伸ばして、螺旋状に内側に回しながら。
座ってしまうくらい沈んでいい。
後ろ両肩取り呼吸投げ
取られるのが手でも肩でも、取りの動き方は同じ。片手取り回転投げ
外回転?相手を誘い込んで転換してから、相手の腕をくぐる。相手の頭を下げて腕を上げて…ここで先生の指摘。
「確かに、先生によっては腕を上げさせて、それを押して投げるやり方だよね。でも、腕を上げる→手の向きを(持ち)替える、と投げる前の工程が増えて、実用的じゃない。その投げ方だと、かなり腕を上げなければ投げられないし。それより、相手の手を自分の腿につけて、ざーっと後ろに下がって崩してから投げる方がいい。」
回転投げ苦手だから上手くなりたい。
とにかく「大きく動く」「相手に合わせて動く」ことが大事。
言葉では理解できるけど、実行は難しい。
本日の稽古内容
座技正面打ち一教~二教
二教の(裏)で極めが緩みがちなので、相手の手の甲を自分の肩口につけるくらいのつもりの方がいい。相手の親指をつけている程度だと、少しでも緩んだら、逃げられてしまう。
甲をつけていれば、ちょっと緩んでもまだ親指はついているので、なんとかなる。
どちらの足を出す、ということにとらわれない。
それより相手との間合いの取り方が大事。
入り身=側面に入っての呼吸投げ
審査時の出題者の先生が毎回変わり、先生によって技名の言い方が少しずつ違うので、焦らないこと。技の名前と動きをきちんと覚えておくこと。
天地投げ
大きく大きく動く。投げることばかりにとらわれずに、大きく動く。
受け身練習
取りが座って、受けが横から両手を取りに行き、投げてもらう。取りは受けの下の手を最後まで持ったまま投げる。
受けはべたーっと畳にのめり込むように受け身。
力まず、力を抜いて受ける。
稽古のお土産
太腿横側の筋肉のだるさお尻の横側の筋肉のだるさ
ずっと投げ続けたので、下半身の筋肉が重~くだる~くなった。
思わずドラッグストアでアミノバイタルというものを買ってしまった。
飲んだらだるさがすぐ消えたような。
思い込み?それとも本当に効果あるのかな?