昇級審査対策~受けが動かない時、跳ね起きる時

Day84 A.K.I.湘南台  2019.2.11  2019.9.6

受けが動かない時、跳ね起きる時

以前の審査で、受けが崩された後、微動だにしない状態になったのを見ました。

審査についてはこちらもどうぞ
⇒昇級審査・昇段審査についての記事まとめ

二教(裏)は、崩した受けが起き上がってくるのに合わせて、技を続けます。
崩されたら終了の二教(表)と勘違いした受けが、畳に倒れたままで(裏)をかけられなくて困ってる受験者がいました。
受けが不慣れな新しい人だと発生しやすそう。

4級以上の受けなら慣れてるはず、と安心したのもつかの間。
「逆に 意地悪して あえて動かない受けもいるよ。」
「そうそう。『昇級するんだろ!ちゃんと受けを動かせて当然!』ってね。」

ひいいっ。
確かに、動かせて当然と言われれば、そうなんだけど。

今日の稽古で、5級受験予定者と座技胸取り二教で組みました。
胸取りなので、当身からつかまれた胸側へ体を開いて、相手を崩す。

崩したはいいが、相手が仰向けに転がったまま、動かない。
この後二教でおさえないといけないんだけど。

どうすればいいのか分からず「あの〜起きてください」とお願いしてしまった。
こんなこと審査でやったら、不合格確実…。
今まで組んだ人は皆流れに沿って、動いてくれていたんだな。

横から引っ張っても動かないから、相手の上腕部を持ち、背後に入って起き上がらせる」とのこと。
なるほど。

また、小手返しで投げた時も、相手が仰向けに転がったのをうつ伏せにさせる。
相手の手首と肘を持ち、その肘を相手の顔に押し付けるようにしながら、自分は相手の頭の上側を通る。
肘が緩まないようにしながら、ひっくり返すこと。

合気道の小手返しで受けが起き上がってきた時
合気道の小手返しで受けが起き上がってきた時

受けが柔らかい人だと、投げられた瞬間に跳ね起きる。
それを抑え込むように、小手返しを決めていた手は放さず、もう片手ですぐに相手の肘をつかんで起き上がらせないようにする。

先生は、決めた小手返しがしっかり極まってるので、受けとしては逃げる気力も起こらない。
これくらいキチッと小手を決め、決め続けた状態でひっくり返すべきなんだろうな。

「崩した~」「投げた~」と途中で気を抜かない。
最後まで相手をきちんと見る。
そして、相手がどんな状態でもきちんと動かす。

どんな 意地悪な 厳しい受けでも動かせるようになりたいです。

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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

本日の稽古内容

片手持ち入り身、転換の練習

足の先の方向も意識する。
自分の体重を相手の腕にのせて崩す。

座技胸取り二教

つかまれてない方の足を踏み出しつつ、下方向から顎へ当身。
反対側に大きく体開くように、一歩下がりながら手刀で相手の肘を切り落とす。
崩れた相手が起きてきたら、腹這いにさせて二教。

半身半立ち片手持ち四方投げ

持たれそうになる瞬間、手を自分のお腹の前に下ろして、相手の体勢を崩す。

(裏) 相手の足の横辺りで膝で回転するようにして、投げる。
立ち技と違い、大きく後ろに入ると自分がよろけてしまう。

天地投げ

下の腕が大事。
特に裏で相手を誘い込む時に、下の手は自分のお腹の前に固定して、体から離さないこと。

中段突き小手返し

大回りではなく、直線的に入り身する。
どうしても怖くて無意識の内に横方向へ動きがちなので注意。(正面打ち入り身投げでもよくやってる)

相手の突きを上から手刀できっちり切り落とす。
つかむ。

(表) 相手のお腹側へ回り込んで投げる。
(裏) 相手とぴったり背中合わせになる。
体を離さない。
投げる時は上半身だけでなく、足から動く。

実践なら突きをさばいて両腕でかかえこみ、肘を極める方が相手に大怪我させなくていいかもね、とのこと。
確かに、受け身取れない相手に思い切りかける技ではない。

片手持ち四方投げ

最後に投げる時は相手に足の先を向ける。
足の先を向けると自動的にお腹も相手に向く。

片手取り呼吸投げ

相手が取りに来た時に一緒に動いて、入り身、転換して投げる。

後ろ両手取り呼吸投げ

最初に持たれた手は自分のお腹の前から中心線上に上へ。
もう片方取られた時にそちらの足を踏み出しながら、座り込むようにして投げる。

両腕は外側から内側へ親指を回すようにして、最後まで大きく下ろす。
途中で止めると受けを取りにくくて、危険。

後ろ両手取り呼吸投げ

最初に持たれた手は自分の腰に当て、相手に合わせてその場で回る。
もう片方の手を取りに来たら、その腕を上げつつ、そちら側の足を引いて後ろへ投げる(後ろ受け身)

後ろ羽交い締め

持たれた時に手の平を上に向けておき、手の平を内側に返しながらスペース作って腰を落として抜ける。
ただし、両肘のくぼみに腕をかけるように持たれると、腕を動かせなくなるので注意する。
可能なら、相手に肘の上あたりで持たせると後が楽。

座技呼吸法


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