突き・打ち込み・取られ方の捌き方
稽古でよく練習するのは正面打ちや片手取り。昇級審査に備えて、その他の取られ方・打ち込まれ方への対応策を教えてもらいました。
⇒昇級審査・昇段審査についての記事まとめ
一教を例に、相手をどう捌くか練習しました。
一教は固め技の基本だから、これが身につけば一教~五教はばっちり!
身に付けば、ね。
突き
相手のお腹側に入り身しながら、突いてきた腕を取る。入り身する時に、相手に背中を向けない。
お腹は相手の腹を向いてるように。
小手返し・入り身投げだと、腕の外側に入り身するので、一瞬間違えそうになる。
その一瞬が命取りで、突きを捌けない…。
横面打ち
相手の斜め下から腕で打ち込みを抑えつつ、顎に当身。当身した手をバッテンのように下から相手の腕に差し込んで、切り下ろしながら一教の形おさえる。
一教は正面打ちで練習することが多いので、片手取りだと難しく感じる。
交差取りについての説明はこちら
⇒交差取り~刀を抜こうとした手を相手におさえられた形
諸手取り
入り身転換で相手を誘い出し、腕を回しながら開いて、相手の腕の後ろに入って一教。片手取り
持たれた手と足で横に開きながら崩し、手首をとってかえす。一教は正面打ちで練習することが多いので、片手取りだと難しく感じる。
交差取り
持たれた腕を手刀でひっかけつつ、相手の後ろに入り身して一教でおさえる。交差取りについての説明はこちら
⇒交差取り~刀を抜こうとした手を相手におさえられた形
後ろ両手取り
がっちり持たれてしまったところからの場合。腰を回して、両手をお腹の前に持ってくる。
お腹の前にあると、相手より強い状態になるので、中心線を通って両腕を斜め前・上へと伸ばす。
両腕をしっかり張って、抜ける。
相手に向き直るようにしながら、足を引きつつ上体を倒すと、相手が崩れるので抜けられる。
相手に向き直るようにしながら、足を引きつつ上体を倒すと、相手が崩れるので抜けられる。
体勢立て直される前に、相手の腕を一教にとる。
ここから下は
本日の稽古内容
座技正面打ち一教
最初に打ち込みを制した時に、ドンと突き放して相手を押しやってしまい、相手と離れてしまいがち。慌てて追いかけて、膝行でバラバラ踵が残る。
そうならないように、腕と足は同じだけ前に出て、相手から離れないように気を付ける。
座技正面打ち三教
相手を崩す時は、自分の体重を手に乗せて、相手を畳の上に下ろしていく。そうしないと、ずっと一緒に歩いてしまうことになる。
腕を取る時は、滑らせてとる。
正面打ち三教
相手の手を取る時は、相手の手刀部分にしっかり指をかけ、緩まないように。その時自分の手の甲が前から見えるくらいにしっかりと持つ。
相手を吊り上げるようにして、大きく動く。
極めの時は、相手の手をしっかり肩口につけ、腰から回転するように。
座技呼吸法
腕の力を抜いて、肩から動かす。肩を後ろから前に動かし、両手を外側に返すようにしながら、息を吐きつつ持ち上げる。自分の脇はあけず、相手の脇をあけさせるように、親指を自分の方に向けながら、しっかり張っていく。
呼吸と肩~腕~手の一体となった動きが難しい。
相手を倒しながら、膝行で移動し、相手の脇でしっかりおさえる。
半身半立ち入り身投げ
まず、相手の打ち込みをかわす。相手の体が下がってきたところで、首の後ろを持つ。
相手が下がってきていなかったら、更に動いて相手を下げるようにすること。
片手取り回転投げ
当身を入れる時は、相手をのけぞらせるように下から顎目掛けてしっかりと。それだけで相手が崩れるくらいまで入れる。
後稽古でT先生に投げていただいた時
「姿勢良くして。体をまっすぐ保って。目線上げて、上を見て」と言われました。
先週も注意されたのに、すぐ戻ってしまう。
「姿勢よく」と心の中で唱えておかないと、すぐ元通りの前傾姿勢になってしまう。
稽古と審査対策の注意点
稽古後に、先輩から注意を受けました。その一、指導は黒帯の役目。
黒帯と白帯ふたりの3人で組んでいた時に、一緒になってやいのやいの言ってました。
指導は黒帯に任せるべきでした。
稽古中はおしゃべりを封印します。
そのニ、審査まで時間もないので、白帯と組んでいる余裕はないはず。
黒帯に組んで教えてもらうこと。
どうしようもないおばちゃんやなぁ、と呆れてるだろうに、注意してくださるのは有難い。
で、言わてみれば最もなのに、言われるまで気が付かない自分が情けない。
せめて、同じ過ちは繰り返さないようにしよう。