昇級審査対策~座技・半身半立ち技の鉄則

Day94 A.K.I.鵠沼  2019.3.21  2019.9.12

祝日・審査直前ということもあり、いつもより人数が多くて賑やかでした。

泣いても笑っても3日後に審査。
緊張してきた…。

審査についてはこちらもどうぞ
⇒昇級審査・昇段審査についての記事まとめ

座技と半身半立ち技の鉄則

半身半立ち技は、自分が正座してるところに、相手が上から(立った状態で)仕掛けてきます。
座技は互いに座った状態です。

上から抑え込まれて、にっちもさっちも行かなくなりやすい。
コツを教わりました。

鉄則は「相手を自分の低さまで下ろす。

片手持ちなら、手を相手の顔に向かって斜め上に差し出す。
相手につかまれる直前に、手をすう~っと自分の帯へと下ろす。

相手が前のめりにバランスを崩したところで、すかさず技をかける。

相手が素早くて、手を下ろす前に持たれてしまったら、その手をつかんで、体ごと膝行で後ろに下がる。

帯(お腹)の前、という自分の力が最大限発揮できる位置に、相手のバランスを崩しつつ持って行って、技をかけるのが大切。
相手の土俵で勝負しない。
相手を下ろして、自分の土俵へと誘い込む。

合気道の半身半立ち技と座技のコツ

固め技

座技正面打ち一教

相手が打ち込んできた腕を下から上方向に伸ばす。
Sさんが取りだと、打ち込もうと振りかぶった瞬間に、後ろにひっくり返される。
あれ?いつの間に目の前に?すでに勝負あり!という感じ。

う~む、座技でも初動がめちゃくちゃ素早い。
忍者みたいだ。

腕を伸ばさせ、そして手先を切り下す。
相手の肩に自分の重みを伝えながら、相手の中心に向かって進んで崩す。

正面打ち二教

表の極めは手首を2方向に曲げる。
相手の頭の方向と向こう側の畳の方向。

裏の極めの時は、相手の手の平を肘でしっかり挟む。
その手の平が上を向くようにする。

投げ技

片手持ち四方投げ

「この前習った横受け身です」とZさん。
投げられた瞬間にクルリと回って起き上がる。

これを制するためには、投げた瞬間にきちんとおさえる。
それには、相手の体のすぐそばで投げていないといけない。
今まで、相手の体から離れた状態で投げていたことが分かった。

両手取り呼吸投げ

その1 がっちりとつかまれたところからだったら、両手を自分の中心線上に親指上向きで上げていく。
1歩踏み出しながら、切り下して投げる。

その2 相手が両手をつかみに来るのに合わせて、誘い込むように一緒に動く。
すっと真下に下がって投げる。

片手取り呼吸投げ

その1 相手に合わせて動きながら転換して投げる(前受け身)
四股を踏むようにしっかりと腰を落として、腕は内側に螺旋を描きながら。

その2 相手に合わせて動きながら転換して、腰を切って投げる(後ろ受け身)
受けが大きくて勢いよく来る+前受け身をとる気持ちでいる場合、私の腕は跳ね飛ばされて技が決まらなかった。

自由技は難しい。
どんな相手でも技をかけられる実力が必要。

その3 相手の脇をくぐって並び、腕を内側に螺旋を描きながら投げる(前受け身)

その4 転換・転身?して、相手の上腕部を切り下して投げる(後ろ受け身)

片手取り回転投げ

(表) 相手の腕が床に垂直になるようにする。
相手の首をしっかりつかんで、下げさせる。
相手の腕を相手の体の方に押すと崩れる。
相手の体に向かって踏み込みながら、腕を押して投げる。

(裏) 相手の両足の間に自分の足を入れるくらいに、後ろに大きく1歩で入る。
その足を軸に転換する。
自分が中心で、相手がその周りをまわるようにしながら投げる。

正面打ち入り身投げ

入り身する(吸う)相手の後ろで首をおさえる(吐く)相手の勢いを誘導する(吸う)投げる(吐く)
相手が速い場合は入り身(吸う)投げる(吐く)でもいい。
呼吸と動きのリズムを合わせると息が切れずにすむ。

ゆっくり打ち込んでもらうと、呼吸もリズム取れるし、確かにゼエゼエしない。
ただ、速くても出来るようになるには修行が足りないな。

後ろ取り

後ろ両手取り呼吸投げ

その1 取られた手は自分の腰にしっかりとつける。お腹の前でもよい。
相手が最初にとりに来た手と反対の足を軸に、相手を誘うように回る。
相手がもう片方の手をつかんだ時には、その手はもう上に上げている。

さっきの足と違う足を軸にして、腰を切りながら相手に腕を振り下ろして投げる。

その2 誘い込み方の足の動きは同じ。
最初にとられた手は自分のお腹の前にしっかりとつける。
もう片方の手を相手がつかんだ時には、両腕をしっかり張って振り上げている。

1歩踏み出し、両腕を内側に螺旋にしながら、上体ごと振り下ろして投げる。

半身半立ち

半身半立ち四方投げ

自分の手を取られる前にお腹に引き寄せることで、相手の体勢を崩すこと。

半身半立ち天地投げ

焦って上半身ばかり先に行って、体が斜めになる。
そして踵がバラバラと投げ出された状態で、不安定極まりない。
体をまっすぐに保って膝行する。

半身半立ちと後ろ取りの技は本当に難しい。

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