S先生の呼吸理論
今日は稽古後に、A.K.I.湘南台・鵠沼の昇段昇級祝賀会があり、参加しました。はっきり理論化できたのは、ヨガでの学びのおかげだそうです。
「呼吸は大事」と言いますが、具体的に技と結び付けて教えていただく機会は、あまりありません。
有段者になってからかと思っていましたが、S先生ご自身も教わったことはないそうです。
師範の先生方はセンスがあり、感覚が優れている。
意識せずとも、自然に呼吸と技が調和するので、細かく教えることはなさらないのでは、とのこと。
見て学べ、自分でつかめってことなのかな。
私は、さり気ない抽象的な表現だと、理解に時間が掛かります。
そして理解する前に、どんどん稽古が進んで、次のことに気を取られてしまう。
センスのない私は、S先生に呼吸と技の具体的なリンク方法を教えていただいている。
とても恵まれています。
後は身につけるだけだ…これが難しい。
S先生の話を聞いているから、他の先生がチラッと呼吸についてのヒントを仰る時に「あの事かも」と気付くことができます。
本人に考えさせる言い方なさるんですよね…私が鈍いだけなのかもしれないけど。
先生方も居合やヨガなど、幅広く色々な分野を学んでいらしたりする。
その中から、気付きを得て、合気道に還元しているのだと思いました。
ここから下は
スクリュー型天地投げ
Zさんのブログでずっと気になっていた「スクリュー型天地投げ」を教えてもらいました。迫力ある投げができました。
⇒AKI鵠沼・湘南台 合気道稽古日誌2019年6月8日
この秘伝を知りたい方は、A.K.I.湘南台へいらしてください、とのことです。
(忘備録メモ:表は上の手、裏は頭)
本日の稽古内容
座技正面打ち三教
(裏)最後に畳に崩す時、相手の肘にかけた腕は伸ばす。押し込んで、相手をぐっと低くさせるようにする。
その状態を保って、大きく後ろに入る。
座技正面打ち四教
最後の極めは姿勢良く。前かがみにならない。
相手の肘を曲げさせること。
相手に近い足はしっかり曲げる。
でも相手の腕にはくっつけない。
相手のつぼ?を攻める手は握らない。
人差し指の下の丸い骨部分に体重をのせて、ピンポイントで圧迫する。
片手持ち呼吸投げ
踏み出しながら、持たれた腕は相手の力を逃すように手首を自分に向けて曲げる。同時に肘を相手の肘にのせるようにしながら近付く。
そのまま腕を相手の首に切り上げて投げる(後ろ受け身)
横面打ち入り身投げ
(表)打ち込みを払ったら、そのまま片手で首を持ち、片手で相手の手首をつかみ、相手の前に踏み込みながら自分が回転して、遠心力を使って投げる。(裏)打ち込みを払い、相手の背後に入る。
相手と場所を入れ替わるように回転して崩す。
相手が起き上がってきたら、腰から相手のお腹にぶつかるように投げる。
横面打ち小手返し
体力差があると、投げるのが難しくなるので、小手を決めて崩した方がいい。相手の手を、指の方から下方向に丸めながら投げる。
(表)打ち込みを払ったら、相手のお腹側に踏み込みながら投げる。
(裏)相手と背中合わせになるように大きく転換。
その勢いで相手が前のめりになったタイミングで向き直って投げる。
横面打ち四方投げ
(表) 丸く下がりながら打ち込みをいなして、手をつかむ。(裏)自分から相手の懐に飛び込み、打ち込みを制する。
腕をクロスさせながら、相手の手を取る。
自分の腰にのせるくらい近寄って腕をくぐる。
離れていてはダメ。
横面打ち呼吸投げ
打ち込みを払い、片手はお腹の前でつかんで、張らせておく。もう片手で相手の首を切り上げる。
投げる時は、つかんでいた手を離す。
横面打ち呼吸投げ
打ち込まれるタイミングで、背中から相手の懐に入り込む。形としてはバックハグされてる状態。
打ち込みの腕をかかえこむ。
そのまま座って投げる(飛び受け身)
片手持ち呼吸投げ
持たれた手を相手の手に沿わせるように、内側に返す。大きく回すのではなく、回転させるだけ。
腕は曲げない。
自分のお腹の力を伝えるように、踏み込みながら、斜め下、相手のお腹に向かって押し出す。
両手取り呼吸投げ
向かってくる相手にタイミング合わせて、片手は上、片手は自分の腰の後ろに当てて、片膝ついて沈み込んで投げる。体の向きは変えない。
S先生みたいに緻密な計算とタイミングの見極めができないと、難しい。
両手取り呼吸投げ
息を吸いながら相手に向かってお腹を出して相手を威嚇して、吐きながら腰を切って投げる。私のお腹で相手を威嚇できるのかどうかが問題だ。