後ろ両手取りで突き指
S先生の得意技は呼吸投げだと思います。特に、相手が勢いよく来るのを、絶妙なタイミングで腰を切って投げる技。
手加減していただいても、私にとっては速い。
後ろ両手取り呼吸投げ(相手が腕を取りに来るのに合わせて、腕を切り上げながら、後ろに向き直って投げる。受けは後ろ受け身)で先生に組んでいただきました。
走り寄って、先生の手首を持つ。
背後に回って、もう片手をつかもうとする。
タイミング合わせて動き始めた先生の背中に、私の手が当たる。
グキッ。
親指が先生の背中に刺さる。
突き指…。
後で先輩に「どうしたら突き指せずに後ろ両手取り出来ますか?」と質問。
「突き指?なんで?!」と驚かれる。
説明してもらって、自分の間違いが判明。
取りが動いてるのだから、受けもそれに対応しないといけない。
(相手の手をつかもうと)出していた手も、そのままにしない。
この場合は、取りの背中が自分に向かってきているのだから、手刀にしておさえようとするはず。
なるほど。
そうすれば突き指するわけがない。
でも、あの速さに対して「つかもうとしてから、手刀に切り替える」は無理かも。
最初から、手刀部(小指~手首の間の横部分)が前にくるような手刀っぽい形で後ろからつかみに行こうと思う。
そうすれば、後ろ両手取りの自由技にも対応できるはず。
指がバラバラした状態でぶつかるのは怪我の元。
指は弱いので、気を付けないと。
⇒危険な0.5cmと指の側副靭帯損傷~人間の指は意外と弱い
横面打ちの受けも、顔への当身に対するガードを作っておかないと、間に合わない。
それと同じで、最初からきちんと対応策を考えた上で、受けを取る必要がある。
ここから下は
本日の稽古内容
片手持ち入り身転換
相手に手を取られる寸前に動くやり方は、まだ動ける。
がっちり手を持たれてから動こうとすると、腕に力入り過ぎて上手くいかない。片手持ち呼吸投げ
(表) 相手に真っすぐ入り身して、投げる(後ろ受け身)(裏) 外側に転換して相手を受け流し、そこから向き直って投げる(後ろ受け身)
受け流した後、相手が大きい場合は特に、上下運動を使って崩す。
体を沈めて、下方向に動かして崩し、そこから大きく腕を回して投げる。
離れないで、相手にぴったりついて、相手の横から自分のお腹で押していく感じ。
座技胸取り一教
持たれてない側の腕で相手の顎に当身。
持たれた側の腕を水平にして後ろに回すイメージで体を開き、相手を崩す。胸取り対応策
胸取りしてきた相手の状態により、いろいろな崩し方がある。相手が肘曲げて引っ張ってくる時
引っ張られた勢いで近付き、自分の肘を相手の首に差し込むようにして、呼吸投げ。相手が腕伸ばしたまま引いてくる時
相手のお腹側に入り身して、腕抱えて座り込んでの呼吸投げ。相手が腕を突っ張っている時
自分の腕を上にかぶせて、肘固め。後ろ両手取り呼吸投げ
動きに合わせて、相手が取りに来た側の足を後ろへ引く。手はお腹の前に固定しておく。
もう片方の足は少し前に出す。
同時に両腕を上に張る。
絶対後ろのめりにならない。
体はまっすぐか、わずかに前。
重心は前。
きちんと出来れば、相手は前のめりにバランス崩れるはず。
両手をお腹の前に集めながら、すっと腰を落とす(前受け身)
体はまっすぐを保ち、顎だけ引く。
相手が自分の上を(飛んで)通る時、ぶつからないようにする。
稽古のお土産
- 左親指の突き指