蕎麦屋に隣客あり
A.K.I.湘南台の飲み会で夜更かししたから、朝体が重かった。一瞬、今日の稽古さぼっちゃおうかな、と思ったくらい。
稽古中、Iさんに「昨日はたくさん召し上がれましたか?」と聞かれて冷や汗。
Iさん、湘南台に出稽古来たことないのに、なぜそんなに情報通?
Iさんが仕事帰りに入ったお蕎麦屋さんで、S先生と隣席になったそう。
そんな偶然もあるんですね。
危なかった~。
これで稽古休んでたら「飲み過ぎたんだな」って思われるところだった。
出稽古先の飲み会が理由で、所属先の稽古をさぼるなんて、本末転倒だもの。
先生の極めががっちり過ぎる
T先生に初めて三教をかけてもらった。
尋常じゃない極め感。
痛さもあるけど、それ以上に「がっちり」全く動けない。
後ろ両手取り三教
投げようとして、体を沈めても、相手が踏ん張ってこらえた場合。そのまま、近い方の相手の手を三教にとる。
私とKさんという白帯同士の組だったので、T先生が指導してくださった。
それにしても、先生の極め、効く…。
「二教もそうだけど、相手の手を取る時のポイントは、自分の親指と小指。親指を、相手の親指側の手首、くぼんでいるところにひっかける。小指は相手の小指の根元。」
「親指と小指、この二本だけでも極められる。他の指は支えで持つ。」
「グローブのように大きな手だと、握るのは無理だよね。まず、親指と小指をきちんとここに引っ掛けること」
「そして相手の手の甲が上を向いている状態をずっと保ちながら、崩す。相手を引っ張るんじゃないよ。この手がきちんと効いていれば、引っ張らずとも崩せる」
「崩したら、その手は緩めず、ずっと手の甲が上を向いた状態のまま。そうすれば、極めの時の持ち替えも必要最小限になるし、緩まない」
1mmどころか0.1mmも緩みが感じられない。
軽く持っているように見えるのに、がっちり極まってる。
私達の次に、隣で中学生男子T君に指導。
「痛い、痛い、痛い」とT君。
「痛くない、痛くない」と笑顔のT先生。
いやいや、痛いでしょ…と
肩柔らかくても、若くても、痛いんだな…。
あと、体の向きの話では
「半身になる。まっすぐではなく、相手に対して半身にならないと、上手く動けない」とのこと。
ここから下は
本日の稽古内容
片手持ち四方投げ
同じ体格の人と組むと、引っかかりやすい。腰を落とすことが身についていない。
片手持ち呼吸投げ
側面に入って、大きく相手の首元に腕を切り上げて投げる。片手持ち呼吸投げ
相手の外側に入り身、転換して投げる(前受け身)投げる時に、腕を振りかぶらない。
持たれた腕の位置は変えないまま、体の位置を変えていく。
最後に斜め前に押し出すようにして投げる。
後ろ両手取り呼吸投げ
最初に持たれた手は、自分のお腹の前に固定させる。後ろに持って行かれないように。
相手がもう片手を取ろうと回り込んだタイミングで、両腕を大きく上に張り、体ごと横に抜ける。
(最初に持たれた)腕は大きく自分の前方向に張る。
後ろに引っ張られないようにする。
抜ける時に腰を沈めて、相手の行きたい方向に投げる(前受け身)
後ろ両手取り四方投げ
これも相手にタイミング合わせて、体を抜きながら大きく張った両腕を前へおろす。この時、畳に指先がするくらい、低い位置まで下ろす。
そこから上へ上がりながら、近い方の相手の手を取り、四方投げ(表)に入る。
大きいひとつの円を描きながら、滑らかに四方投げに入るのが難しい。
どうしてもギクシャクしてしまう。
後ろ両手持ち呼吸投げ
相手にがっちりと後ろからつかまれた状態から始める。腰を下ろし、自分の帯あたりに両手を固定して、そこから両腕を上げていく。
この場合は、半身ではなく、お相撲さんの四股のようなイメージ。
両腕を大きく上に張ったら、体を抜きながら前に投げる。
技も難しいけど、受けも難しい。
相手の後ろに素早く回り込み、後ろからのしかかるようにして押さえるけど、多分身長が足りない。
腕の長さも足りない気がする。
かたまりで動く練習
4人一組になって、取りが先頭。両手は自分の帯を持つ。
受け1は後ろから取りの両手首をつかむ。
そして受け2受け3は受け1の後ろに連結して、がっちりひと塊になる。
この状態で、取りが歩こうとする。
後ろ3人は、意外とおさえられず、引きずられる。
この時、後ろの人は、体重で引っ張ろうとはしない。
体重かけると、自分も動けなくなる。
足を踏ん張って頑張る。
漫然と歩くより「あそこまで歩こう」と目標を定めると、動けることが分かった。
うちの組ではOさんに突進するのが流行った。
Oさんがギョッとしていた。