0度の片手持ち呼吸投げ
一口に「片手持ち呼吸投げ」と言っても、沢山のバリエーションがあります。取りが動いて、腕を振り下ろして投げるパターンでも、取りの動き方の角度によって違います。
相手と横並びになる180度はよく練習する投げ方。
0度はこちらの道場で初めてやりました。
今日で2回目だけど、受ける時はいつもびっくりする。
こちらが勢いよく腕を取りに行けば行くほど、スパーンと放り投げられる。
走っていたら、急に足元の地面が消える感じ。
「自分より小さい相手にしか掛からないけどね」私には難しいかも。
でも、これタイミングぴったりで出来たら、カッコいいだろうな。
片手持ち呼吸投げ(0度)
相手が取りに来た腕をそのまま回し、相手の足をすくい上げるようにして投げる。取りがその場から動かないから、0度ということか。
親指先行で大きく内側に螺旋を描くようにしながら、腕を回し、体を沈める(息を吸う)
腕で相手の足をひっかけながら、体をのばす(吐く)
片手持ち呼吸投げ(180度)
入り身・転換して相手と並び、投げる。片手持ち呼吸投げ(30~45度)
相手が手を取りに来るのに対し、その力を生かしつつ少し方向ずらして、30~45度くらいの方向に投げる。ここから下は
本日の稽古内容
片手持ちで5種類のストレッチ
- 上:側面に入っての呼吸投げの形(上と言っても、実際に相手に手をおさえられたら、腕を上げるのは無理。一旦自分の体重をかけて下方向に崩してから、相手の首を切り上げるようにする。)
- 横:入り身転換
- 下:隅落としの形
- 二教
- 回転投げ
片手持ち呼吸投げ
千鳥で、腕に自分の重みをかけて相手を崩す。肘が相手の肩にのるように。
そのまま相手の首を切り上げながら投げる(後ろ受け身)
突き小手返し(表)
突いてきた腕の外側に側面入り身。相手の肘に体重をかけるようにしながら、しっかりおさえて崩す。
もう一方の手で相手の手の平を丸め込みながら、相手のお腹方向に踏み込んで投げる。
突き呼吸投げ
突きの外側に側面入り身しつつ、相手の手首を上からおさえる。転換して並びながら、腕を相手の肘の下に差し込みながら親指を内側に回すようにする。
そちらの肩と足を同時に前へ出しながら、投げる。
手首を持っていた手は投げる時に離す。
片手持ち回転投げ
1歩踏み出すと同時に相手の顔に当て身しながら、相手の腕をくぐって並ぶ。(相手の体勢があまり崩れてなかったら、上げた腕で裏拳の当て身)
持たれた手と同じ側の足と、両方一緒に大きく後ろに引くことで、相手を崩す。
相手の頭が低い位置に来るように首を持っておさえる。
腕はしっかり上げた位置を保って、手首を持つ。
(表) そのまま相手の方に踏み込んで投げる。
(裏) 相手の両足の間、お尻の後ろに踏み込んで転換しながら、遠心力で投げる。
180度回転している。
稽古のお土産
- 息切れ
特に0度の片手持ち呼吸投げは、持つ・投げられるのサイクルが短い。