省略されている当身を意識する
今日の稽古では、当身について考えさせられることが多かった。最近の稽古では当身を省略すること多いよね、とOさん。
「例えば太刀取りなんかでも、ただ入り身して柄を持って、エーイッて投げてるけど…本当は、相手の脇腹に当身いれて肋骨何本か折るくらいしないと、投げられないよね。
だって、相手はしっかり踏ん張って打ち込んできてるんだから。」
そう言われてみれば、そうだなぁ。
でも肋骨何本かって(冷や汗)
回転投げや四方投げの時、ぼーっと受けをしていると、顔に当身が入る。
「ちゃんと当身に備えて。」
持たれた手を手鏡見るように上げてから、肘先行で振りかぶるS先生流でやってみた。
手鏡状にした時に、その手ごと額を押されて、倒される。
「それは元々、相手の顔に裏拳入れる動き。メリハリつけて動かないと、逆に相手の餌食だよ」とSYさん。
先生は当てないけど、グワッとこの状態で近付いて、受けを仰け反らせる。
ただ形だけなぞっても、効かないな。
当身入れるくらいの気持ちで、相手に迫らないと意味がない。
受けをしながらも、取りに当身や蹴りを入れられる隙を探す。
自分が取りの時、それらの攻撃を受けない動きをする。
まずは攻撃されない位置に入ること!
イメトレしながら稽古すると、隙のない動きができるようになる。
寸止めできる自信がないので、当身を入れるのは気が進まない…。
特に顔への当身が怖い。
こんなこと言ってちゃいけないんだろうけど。
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ここから下はたまに意味不明な 稽古備忘録です。
相手から離れすぎない。
その状態を保ったまま、相手の外側に入り身する。
あまり大きく回らない。
軸足定めて、点で回る。
腕も大きく回さず、自分のお腹の前から真上に上げるようにして、また同じ軌道で相手に向かってまっすぐ振り下ろす。
S先生の動きはコンパクトで速いので、目が回る。
相手の内側に向かって、すれ違うように、ただ歩いて行く(後ろ受け身)
自分の腕に力を入れずに移動する。
すれ違うと、相手は腕に力入れにくくなるので、腕を持ち上げることが出来る。
斜め45度下に向けて、踏み込みながら投げる(後ろ受け身)
息を吸いながら、腕を持ち上げる。
相手が腕をつかもうとして、仰け反ったところで、息を吐きつつ、足と体ごと出る。
腕をくぐって、自分の前に手を持ってくるまで、止まらずに動くこと。
相手から離れない。
(裏) 相手と背中合わせになるようにする。
相手の腕を持った手、同じ側の足を同時に引いて、そのまま上から手をかぶせて投げる。
無駄に足を踏み換えない。
腕の力は入れずに、まっすぐ振りかぶるように上へ。
下の腕はしっかり張る。
下の腕で隅落としするくらいのつもりで利かせる。
当身入れる場合は、相手が仰け反るくらい、しっかり入れる。
腕をくぐったら、腕と足を同時に引く。
腕を引きながら、相手の手首をしっかり持つ。
相手の腕が床に垂直になるくらい、しっかり上げ、首を下に押し下げる。
(表) そのまま前に進んで投げる。
(裏) 相手のお尻の後ろ、両足の間に踏み込む。
踏み込んだ足を軸に、もう片足でコンパスの円を描くように回りながら投げる。
そして相手の中へ中へと動いて行く。
私の受け身がバターン!とうるさくて大袈裟だからだと思う。
Uさんみたいに柔らかくて自然な受け身だったら、びっくりされないはず。
体を柔らかく使いたいなぁ。
特に顔への当身が怖い。
こんなこと言ってちゃいけないんだろうけど。
ここから下は
本日の稽古内容
片手持ち入り身転換
相手の力がかかってる方向に行かせるようにしながら動く。片手持ち呼吸投げ
相手の外側に入り身して投げる。相手から離れすぎない。
片手持ち呼吸投げ
持たれた腕の力をぬいて、手の平上向きにして、相手の手の平に重みをかける。その状態を保ったまま、相手の外側に入り身する。
諸手取り呼吸投げ
外側に入り身転換して、腕を切り上げ、上から投げ下ろす(後ろ受け身)あまり大きく回らない。
軸足定めて、点で回る。
腕も大きく回さず、自分のお腹の前から真上に上げるようにして、また同じ軌道で相手に向かってまっすぐ振り下ろす。
S先生の動きはコンパクトで速いので、目が回る。
諸手取り呼吸投げ
持たれた手はそのままにしておく。相手の内側に向かって、すれ違うように、ただ歩いて行く(後ろ受け身)
自分の腕に力を入れずに移動する。
すれ違うと、相手は腕に力入れにくくなるので、腕を持ち上げることが出来る。
両手持ち呼吸投げ
小指を上向け、両腕を持ち上げる。斜め45度下に向けて、踏み込みながら投げる(後ろ受け身)
息を吸いながら、腕を持ち上げる。
相手が腕をつかもうとして、仰け反ったところで、息を吐きつつ、足と体ごと出る。
諸手取り四方投げ
上にある相手の手をつかむ。腕をくぐって、自分の前に手を持ってくるまで、止まらずに動くこと。
片手持ち四方投げ
手鏡を見るように、持たれた手を上げて、すぐに肘で相手に斬り込むように近付いて、腕をくぐる。相手から離れない。
片手持ち小手返し
(表) 相手の手を切り離して、上からつかみ、相手のお腹の前に踏み出しながら投げる。(裏) 相手と背中合わせになるようにする。
相手の腕を持った手、同じ側の足を同時に引いて、そのまま上から手をかぶせて投げる。
無駄に足を踏み換えない。
片手持ち入り身投げ
(表) 相手のお腹の前に踏み出しながら、後ろ襟を引き、相手の腕をマフラーのように首に巻き上げて投げる。天地投げ
お腹の前に腕を置いたまま、相手に近付く。腕の力は入れずに、まっすぐ振りかぶるように上へ。
下の腕はしっかり張る。
下の腕で隅落としするくらいのつもりで利かせる。
片手持ち回転投げ
- 当身入れてから、腕の下をくぐる
- 外側に入り身転換して、向き直りつつ当身入れて、腕の下をくぐる
- 入り身転換しながら手刀で相手の手首を引っ掛ける
当身入れる場合は、相手が仰け反るくらい、しっかり入れる。
腕をくぐったら、腕と足を同時に引く。
腕を引きながら、相手の手首をしっかり持つ。
相手の腕が床に垂直になるくらい、しっかり上げ、首を下に押し下げる。
(表) そのまま前に進んで投げる。
(裏) 相手のお尻の後ろ、両足の間に踏み込む。
踏み込んだ足を軸に、もう片足でコンパスの円を描くように回りながら投げる。
座技呼吸法
両腕を張ったら、片方の腕・肩の力を抜いて、パタンと落とすことで、相手を転がす。そして相手の中へ中へと動いて行く。
飛び受け身の課題
小手返しで飛び受け身したら、Kaさんがびっくりして固まってしまわれた。私の受け身がバターン!とうるさくて大袈裟だからだと思う。
Uさんみたいに柔らかくて自然な受け身だったら、びっくりされないはず。
体を柔らかく使いたいなぁ。