Day168 藤沢合気道会 2019.12.22 2019.12.30
今日は藤沢合気道会の稽古納めと藤沢・厚木の合同忘年会でした。
忘年会ではT先生と同じテーブルだったので、耳をダンボにしました。
みんな同じ人間
忘年会で、すごい先生について話していたら、T先生に真顔で質問されました。「道子さんは腕何本?」
「頭は?1つ?2つ?」
「どんなすごい先生も、腕が3本も4本もあるわけじゃないし、同じ人間。
最初から神格化して自分と違う、と思ってたら成長できないよ。」
「同じ人間なんだから、出来るようになるはず、出来るようになりたい、と真面目に稽古することが大事なんだ。」
最初から「あんなことは自分には出来ない」と諦めてはいけない。
希望が湧いてきた!
少しでも近付けるように頑張ろう。
合気道を日常に生かす
合気道は「相手の力を利用する」と話していた時、先生が「違うよ。合気道は相手とひとつになるのが大事なんだ。」先生の、相手を尊重する姿勢はそこから来ているのかも。
会社の上司について嘆いていた人には「その上司にも色々な苦労があるんだろうねぇ」「部下ともっと上手に接することが出来れば、違っただろうに」と柔らかく相づちを打つ。
物事を一方向からだけ見ないで、多面的に考える。
合気道を日常に生かす、ってよく聞くけど、きっとこういうことなんだろう。
普段の考え方や受け止め方が、すでに相手とひとつになっている。
私なんか「二教ってどうやったら効かせられるかな」って聞かれて、実演に熱が入り過ぎ、Aさんを椅子から落としてしまった。
でも、Aさん酔いが回ってたし「もう1回」って手出してきたから、ま、いっか。
これぞ無礼講?!
いろいろ勉強になったし、楽しかったです。
皆様、来年もよろしくお願いします!
ここから下は
本日の稽古内容
座技正面打ち一教
ずんずん前に進むやり方だけではなく、相手を引き込む方法も試してみて、とのこと。腕を伸ばして相手を崩す→よいしょよいしょと動く、とギクシャクする。
「最初にもっと相手に近付く。」
「相手の手首をつかむより手刀でおさえ、自分のお腹から動いて、その手刀で相手を誘導するように動くといい。」
Fさんだと、引き込まれる感じ。
私は力をぶつけてから、引っ張る感じになってしまっている。
正面打ち一教
座技よりも畳との距離があるので、無理やりでなく相手を崩して下ろすのが難しく感じた。諸手取り一教
入り身転換しながら、大きく持たれた手を下~上へ回して、腰を切り、足を踏み出しながら腕を抑える。下は畳に自分の指先が擦るくらいでもいい。
最初は大きくゆっくり練習して、慣れたら、持たれる前に動き出して、小さくコンパクトに回す。
Oさんが「これが正面打ちだとしたら」と応用編を教えてくれようとしたけど、チンプンカンプン。
「すみません、教え急ぎました」と諸手取りに戻った。
頭が固くて情けない…。
諸手取り二教
相手の手首・肘を曲げさせて、しっかり抑える。バイクのアクセルのように丸め込みながら、自分のお腹へ引き込む。
相手の体を伸ばして、背中をストレッチさせるように畳に下ろす。
私は腕・肩が固いので、Iさんに最後は手を離し気味にしてもらった。
そうしないと、肘がロックされたまま、全く伸びない。
諸手取り十字投げ
さっきと同じように大きく下から上に回す。持たれていた手で相手の手首を握り、自分のお腹の前に固定する。
もう片手で相手の下の手首をつかみ、上方向へキュッと十字にさせる。
上へキュッとした方を中心として投げるので、そちらの足を踏み出しながら。
「昔はこうやって、相手の腰の後ろに足を出して投げたんだよね」と先生。
両腕持って、足まで引っかけてたら、受け身大変だったろうな…。
投げる時に腕を放す(前受け身)
場所がなければ、十字にのしかかるように崩す(後ろ受け身)
諸手取り入り身投げ
腕を下から上に回しながら、相手の背後に入る。相手の足を動かさせるように、誘導する。
相手の体が自分を行き過ぎようとするタイミングで投げる。
「相手の勢いがこう、下から大きく上へと向かっていくのに合わせて解放してあげる」
腕は大きく上へ向かっていき、受けはそれに煽られるように、自分の勢いが上に向かって、足が前に行くから引っくり返る。
先生は投げ下ろしてはいない。
「投げにくかったら、腕で無理やり投げようとしないで、一緒に歩く。前へ少し出る。すると相手は倒れる。」
先生の足さばきを見ていると、軸足はきっちり定めつつ、相手の動きに合わせて少しだけ後ろに下がってる感じ。
180度くらい回る間に、先生の前足を行き過ぎるまで受けが誘い込まれ、そこでひっくり返される。
諸手取り呼吸投げ
腕を下から上に回し、十字投げのように相手の上の手首をつかむ。もう片手は、相手の下の腕の袖、脇のすぐ下をつかむ。
そのまま沈んで投げる(前受け身・飛び受け身)
前へ投げない。
下方向。
諸手取り呼吸投げ
片手を畳につけ、その腕を諸手取りされたところから。腕を自分のお腹から上げていく。
四方投げの形で相手に背中向けるようにくぐり、そのまま座って投げる(後ろ受け身)
自由に投げる
黒帯は20本ずつ、白帯は10本ずつ後稽古
先生に投げていただく。「もっと力抜いて。力まない。」
「自分で立つ。」