Day164 A.K.I.鵠沼 2019.12.7 2019.12.11
技には本性が出る
合気道の技には、その人の本性が出ると思います。きっちりしてる人・繊細な人・丁寧な人・堅実な人・大雑把な人・荒い人・詰めが甘い人…色々です。
それぞれの道場の雰囲気も影響します。
先生・先輩を真似して学ぶから。
藤沢合気道会は優しい技の掛け方をする。
新しい人や中学生もいるし、稽古人数に対して場所が手狭だし。
こちらのA.K.I.鵠沼は、ほぼ全員
ベテラン黒帯と体格いい白帯。
素早い技で魅せるS先生を始め、返し技や当身を多用する先輩、パワフルな熱血コーチ先輩がいます。
どんな時も受け身の心配無用な人ばかりで、稽古場も広々。
技に全力で臨む稽古をさせてもらっています。
それくらい必死にならないと、何もさせてもらえない。
藤沢合気道会のWさんが、出稽古に来ていました。
Wさんにも、こちらの道場モード(全力)でかけちゃったみたい。
「道子さんて…好戦的な人だったんだ…」と怯えてました。
誤解です!
これくらい動かないと、活を入れられるから…その癖が出ちゃっただけです!
焦らずに素早く動き、丁寧にきちんと効かせられるようになりたい。
稽古あるのみ。
次の日の稽古にWさん無事来られたので、ほっとしました。
私
呼吸と動き
S先生が呼吸の仕方について教えてくださった。受け身の時
「受け身を取る時、息を止めてしまいがち。すぐにへばっちゃうから、気を付けてね。」吸いながら足を動かし、畳に接する時は息を吐く。
取りの時
動き始めの際に息を吸うといい。打ち込んでくる相手に対し、吸いながら前へ出ると動きやすい。
準備運動・整理運動の時
例えば首を回す時も「半分までは息を吸って~、今度は息を吐いて~」と動きと連動させるように指示してくださる。いつも意識して動きと呼吸をリンクする癖つけると、息を止めずに動けるようになりそう。
ここから下は
本日の稽古内容
座技正面打ち一教
息を吸いながら、前へ出ると動きやすい。片手持ち呼吸投げ
持たれた手をシャベルのようにして、自分に向かって土を掘る。手首の位置は動かさず、千鳥で相手に向かって1歩で距離詰める。
息吸いながら肘を曲げていく。
相手が体勢崩れれば上手く行ってる。
腕を伸ばしながら、相手のお腹に向かって踏み出して投げる(後ろ受け身)
片手持ち呼吸投げ
同じく千鳥で相手に近付く。相手の手首をつかみ、自分のお腹の前で固定。
もう片腕を相手の首へ切り上げながら、踏み込んで投げる(後ろ受け身)
つかんでいた相手の手首は、投げる時に放す。
横面打ち四方投げ
構え方
相半身に構える。受けの構えを見て、取りが自分の構えを調整すること。
これが上手くいかなくて、Wさんと同時に何度も足を踏み替えてしまった。
受けは後ろ足を踏み出しながら、同じ側の腕で横面打ちする。(突きも同じ)
(正面打ちはその構えのまま、すり足で出て打つ。前足が出て、後ろ足がついてくる。)
(表) 横面打ちに合わせて、前足を後ろに引きながら転身。
この時、相手に対して体がまっすぐ向いてしまう。
「ちゃんと半身になって。相手から、自分の体の表面積がなるべく見えないように。攻撃される場所を減らしてね。」
写真撮る時、細く見せようとやる小細工と同じだ(笑)
投げた時、相手から離れない。
前膝が相手の腕にくっつく位。
周りの状況に対応できるよう、残心の後ろ足は伸ばし切らない。
(裏) 下から突き上げるように、前へ出る。
顎への当身と手首を制する。
腕を下へ切り下ろして四方投げ。
横面打ち小手返し
(表) 左足引きつつ、相手の右手の打ち込みを右手で横へ払う。左足踏み出しながら、左手で上から手首をつかむ。
右手で相手の小手を返しつつ、右足で相手のお腹の前に踏み込む。
左足引きながら投げる。
(裏) 四方投げの裏と同じようにする。
顔に当身入れた腕をバッテンにして相手の腕の後ろに差し込み、切り下ろす。
横面打ち入り身投げ
(表) 転身で打ち込みをいなす。相手のお腹側に踏み込みながら、腕を巻き上げるようにして投げる。
襟を引きながら投げると、もっと効果的。
(裏) 四方投げの裏と同じ。
打ち込みを制した後、相手の脇の下から後ろに入身。
背中に取り付いて崩す。
相手が上がってきたら、回りながら相手を投げる。
天地投げ
(表) 相手に向かっていく気持ちで前に出る。下の腕が、相手の腕の下にならないように。
(裏) 相手を脇に誘い込んでから投げる。