コロナ禍ではリモートワーク推進、動画配信サービス利用の増加など、ネット関係のニュースを多く聞きました。
当会もオンライン稽古の開催があり、ありがたかったです。
オンライン稽古の障壁
オンライン稽古、最初は参加できたのですが、その内できなくなりました。
理由は、我が家の環境。
家族がリモートワークやオンライン授業で、家のあちこちで作業。
単純に場所がない。
皆でネット使うとデータ容量の奪い合いになるのか、WiFi接続が不安定になる。
社会全体でネット利用が増大してるから、プロバイダーの回線自体が混みあってるのかも。
趣味で仕事や学業の邪魔は出来ないので、譲るしかないです。
合気道だけに集中できる道場の存在は大きかったと再認識。
ネット上に転がる豊富な教材
オンライン稽古の代わりに、合気道の動画をネットで探してみました。
これなら、ネット回線が混んでない時間帯に静かに観ることが可能。
無料なのが申し訳ないくらい、お役立ちな情報がたくさん公開されている。
とは言え ケチなので 有料だとなかなか手は出せないけど。
いろいろな道場の方が、稽古風景や技の説明を公開しています。
うちの道場と同じ部分も、違う部分もあって面白い。
やり方が違っても、どの先生も動きがすごい。
説明も「違って見えるけど、実は同じだ」とか「こういうやり方もあるのか」など発見があって楽しい。
閲覧するだけだから、気楽。
隙間時間にも観られる。
外国の人が公開している動画も多い。
日本で生まれた概念と動きが、海外ではどう理解されているのかが垣間見える。
日本語は主語がなく、語尾があいまいな文章も多い。
英語ははっきりしているので、合気道の説明も理詰めな感じ。
パワフルな合気道を求める人も多そうだ。
初心者にお勧めの合気道動画
有名な先生の演武動画は、皆さんよくご覧になっていると思います。
私は、演武を「参考」に出来るレベルとは程遠い。
初心者向けに技を説明してくれる動画が好きです。
個人的に気に入っているYouTubeチャンネルを紹介します。
養神館合気道精晟会渋谷
会派は養神館。
先生の説明がとても分かりやすい。
自分が学んでいる合気会との相違点を探しながら観ると理解が深まる気がします。
この先生のブログも、詳しくて論理的で学びが深いので、ファンです。
活法合気道
動画を観た感じでは、合気会だと思っていました。
「活法合気道は体術、剣術、杖術の三位一体の古武道です」とあるので、違う流派みたいです。
のんびりした大阪弁で、分かりやすいように一生懸命説明してくれます。
先生の人の好さが伝わるし、お弟子さんとの掛け合いも和やかで、ほんわかします。
Martial Arts Journey
15歳で合気道を始め、高校卒業後住み込み内弟子として修業し、22~29歳まで自分の合気道道場を開催していたリトアニア男性のチャンネルです。
動画のほとんどは英語で、数本がリトアニア語です。
プロ合気道師範として生活したのち、道場を閉めて、世界中の総合格闘技やブラジリアン柔術道場で鍛錬しました。
突き詰めて考え、行動してはまた考える人なので、合気道や武道全般、格闘技に対するスタンスもどんどん変化します。
合気道の先生をしていた頃の動画は、説明が 細か過ぎ 詳細で好きです。
合気道をしていた頃と現在では、体型・髪型・顔つき・話し方まで変わって、別人に見えます。
内面は外側に現れるっていうけど、化粧しない男性でもこんなに変わるんだ!と驚きました。
彼はこれからどこへ向かうのか ちょっと危なっかしい感じで 目が離せません。
また、たくさんのコメントに本人が返信して、熱い議論が展開されています。
海外にもこんなに武道に関心がある人(愛好家やアンチ含めて)がいるんだな。
コメント欄の熱い闘いも秘かな楽しみです。