2020.12.25
私の 人間の記憶は意外と当てにならない。
スポンサーリンク
ここから下はたまに意味不明な 稽古備忘録です。
コロナ予防のため、最近の稽古では木刀と杖を使います。
杖の太さと扱い方
杖の太さは3種類あります。
8分(直径24mm) と9分(27mm)と1寸(30mm)。
合気道の稽古で一般的に使われるのは、8分。
でも、私は3種類見た時、真ん中が普通サイズだと勘違い。
9分のものを買ってしまった。
購入する時は「いつも使ってるから、見たら分かるだろう♪」と思わずに、先生や先輩にどのサイズを選ぶべきか、きちんと確認することをお勧めします。
8分と9分はたった3mmの違いなのに、かなり太く重たく感じる。
杖を振り回す…というより、振り回されつつ練習している。
T先生「重たい杖を軽く見えるくらいに扱えるようになるといい。
武道は、重いものを軽く、軽いものを重く見せるからね。」
Naさんからは、審査時に使用するのは8分なので、感覚が違うことは留意しておいた方がいい、とのこと。
しっかり握って、すっぽ抜けないよう気をつけよう。
その他、木製武器の扱い方について。
- 保管時は横にしておく(縦にすると曲がる)
- 油を塗らない(使うことで自然に手の脂がつく)
- 高温の車の中に放置しない(1回で曲がったよ、とのこと)
- 直射日光に当てない
- 濡らさない
イチローも最初は空振り
日曜日の稽古は、杖の素振りをやりました。
初めての振り方で、なかなか覚えられない。
先生と一緒に振ると、終わった時の形が違う。
杖が体の反対側にあったり、手が逆だったり。
首をかしげる白帯にT先生がしてくださったお話。
「1回で出来る人もいるし、千回目で出来る人もいる。
いつ出来るかは関係ない。
出来れば、同じ。
でも『自分だけ出来ない』と思い込んで、合気道をやめてしまう人がいる。
自分だけ出来ないってことはない。
みんな最初は出来ない。
イチローだって、最初は空振りだった。
初めからヒットを打てたんじゃない。
『出来るか出来ないか』じゃなくて『やるかやらないか』だから。
練習することが大事だよ。」
先生はきっと、一生懸命教えても「自分だけ出来ない」とやめてしまう人をたくさん見てきたんだろうな、と思った。
それでも諦めずに私達に教えてくださるのだから、有り難い。
ここから下は
今週の稽古内容
土曜日の稽古
合気道で太刀の練習をする目的は
- 強い半身をつくる
- しっかりした手の内をつくる
- 相手に合わせて動けるようになる
そのために心掛けなければいけないことは
- きちんと半身になって、腰を落とすこと
- 振り下ろした時に手を絞って、両手の甲が上にきていること
- 相手の動きに合わせて、紙一重で動くこと
言葉では分かるけれど、全然出来ない。
組み太刀1~8
相手と同じ畳の線上で向かい合う。
その線で斬りかかってくるのを、半身になって紙一重で斬られないようにしながら動く。
でも、下手すると30cm以上、線から離れている。
相手が振り上げる動きにスイ~ッとついていく動きが難しい。
上手い人だと、磁石みたいについてこられる。自然。
いつの間にか腕斬られてるって感じだ。
太刀取り3種
太刀で斬りかかってくるのを投げる練習。
距離を保つため、双方とも太刀を持っているので、やりにくい。
その1
相手が振りかぶるのに合わせて転換して横に並ぶ。
(表)小手返しで相手が耐えたら、大きく転換して(裏)小手返し。
その2
相手が振りかぶるのに合わせ、転換して横に並ぶ。
内側の手を相手の両腕の下に差し込み、斬り下ろしに合わせて、踏み込んで投げる。
その3
相手が振りかぶるのに合わせ、転換して横に並ぶ。
振り下ろしに合わせ、相手の両手の間の柄をつかみ、踏み込んで投げる。
演武だと軽く投げているように見えるが、誤解しないこと。
自分の肘で相手の肘を逆側から押す(極める)・腰をぶつけるように体全体で押し出す、などきちんと崩す過程がある。
(片手持ち)呼吸投げ
体術の練習も距離を保つ。
取りに来たのを流れで投げる。
相手が取りに来るのに合わせて転換して誘導し、逆回転して投げる。
人差し指持ち呼吸投げ
コロナ対策上、人差し指を持って練習。
手首を内側に回すようにしながら、相手の腕と一体化させて、まっすぐ相手の中心に踏み込んで投げる。
持たれた時、両足をその場で回転させつつ、腰を落とすのがポイント。
(片手持ち)小手返し
人差し指持ち隅落とし
人差し指を横に張りながら、外側の足で前にでる。
内側の足で相手の横に深く入りながら、相手の足を払う。
相手が近付くのに合わせ、息を吸う。
相手を投げる時に吐く。
受けも取りに近付く時に、息を吸う。
受け身取る時に吐く。
受け取り双方とも呼吸のタイミング同じ。
(両手取り)呼吸投げ
風見鶏のようにパタンパタンと転換して投げる。
日曜日の稽古内容
杖振り
畳の線を目安にして振る。
最後に体をしっかり開く。
T先生「みんな腕をどうするこうする、にとらわれがちだけど、大事なのは足だからね。
足をどれだけ動かすか。
体術も同じ。」
Isさんのアドバイスが分かりやすかった。
「半身と同じ。
同じ側の手足が前に出てる?
逆だと何かがおかしいってことになる。」
なるほど。
足が前に出たら、そちらの腕も前にいくはず。
それを意識したら、手足が逆にならなくなった。
左半身で構えて振ると、右半身になって同じ構えになる。
そして、またそちら側から振ると、最初の構えに戻る。
繰り返し振れる。
この振り方や突きを混ぜたりして、道場の端から端まで大きく振って移動すると、いい練習になるらしい。
「公園とか広いところで、振る練習をしてね」とのこと。
確かに、家の中では絶対無理だ。