Day208 腰越合気道研究会 2020.9.8 Day209 藤沢合気道会 9.13 2020.9.23
普段と違う攻撃方法
審査の時は、いろんな技が出題される。
しかも、普段と違う攻撃方法の組み合わせがたくさん。
技名言われた瞬間に体が動くようにしておく必要がある。
稽古で一番よく練習するのは、片手持ちと正面打ち。
3級を受ける人は「横面打ち四方投げをやって」って急に言われて、戸惑っていた。
見取りもなく技名だけだと、すぐ思い出せない時、あります。
※実際には全員マスクを着用しています。 |
四方投げは「片手持ち」で練習することが多いので、打ち込まれると焦っちゃう。
焦っている間に横面打ちされて、余計に焦る悪循環。
横面打ちに関しては、以前やりこんだので、少し慣れた。
対処方法は2通りで、打ち込みの頂点か底のどちらかで取る。
- 頂点 : 懐に深く踏み込んで、片手で相手の肘辺りを制しつつ、顎に下から当身入れる
- 底 : 相手に合わせて転身して捌きつつ、底で手を持つ
打ち込みの途中になんとかしようとしても、相手の方が力のバランス的に強い。
だから、振りかぶる相手をそのままひっくり返す勢いで入る(1)か、打ち下ろすその力を誘導する(2)かになる。
横面打ちも正面打ちも、軌道は違うけど、相手の力の流れを利用して対応するのは同じ。
諸手取りは、ガッチリ持たれて焦るけど「手をひとつ切ってしまえば、片手持ちになるから、落ち着いてくださいね」とOさんが言っていたのが、印象に残っている。
最悪、手を片方外せなくても、片手持ちと思って動けば何とかなる気がする。
突きは、焦ってしまいがちだから、入り身をきちんとするのを心掛ける。
初段審査の過去出題リストをもらった。
「最初どうすればいいの?」と不安になったのは以下の3つ。
- 片手持ち一教 ← 普段は正面打ち一教が多い
- 正面打ち回転投げ ← いつもは片手持ち回転投げばっかり
- 後ろ羽交い締め← ほとんどやったことない
後稽古で先輩方に教えを乞う。
片手持ち一教
相手の手を外側から引っ掛けて、後ろに入る。
二教的な動きだ。
これならやったことある。
他の技の片手持ちへの対処方法を応用すればいいのか。
回転投げ(内回転)的に当身入れながら体を開いたり、隅落とし的に持たれた手に重みかけて崩してから、一教すればいいのかな。
でも、とっさに反応できるか、自信ない。
とりあえず、棒立ちのまま攻撃受けちゃうのが一番マズいから、何かしら動いて攻撃をいなす。
「勢い余って投げちゃいました~」って感じで誤魔化せるかな。
最悪、1回失敗しても、2回目以降出来れば「分かってるな」と判断してもらえるらしい。
正面打ち回転投げ
焦って相手の正面打ちを途中で止めない。
外側に入り身しつつ、正面打ちの底で、上からしっかりおさえる。
自分のお腹の前に相手を丸く抱え込んで「自分の荷物化」するのが大事。
荷物化することが出来れば、後は急がなくても、こちらの思うように動ける。
相手をしっかり崩すことが出来ている、というアピールにもなる。
崩せない内に投げ急ごうとしない。
後ろ羽交い締め
持たれる直前に、自分の両腕を体の前に少し出して、完全に抱え込まれるのを阻止する。
両腕が脇にくっつかないようにして、抜け出る空間を確保する。
急いだり、大袈裟にやるとバレるので、さり気な~くやる。
この、さり気なくやるのが、苦手なんだよなぁ。
体を後ろに反らせ、相手に上からのしかかるようにすると、抜けられる。
「私がのしかかるんですか?」って思わず聞いてしまった。
身長155cmの私より小さい受けって多分いないから。
「そう。体重を上からかける気持ちで」とのこと。
とにかく、抜けられればOK。
抜けたら、おさえる。
相手に潰されたら、最後の手段で、下から両足をすくい上げて投げる。
普段と違っても、やることは同じ
審査では、とにかく落ち着いて、やるべきことをやってね、とのこと。
いつもと違うことで戸惑って、1本目に間違えてしまっても、2本目以降から取り戻せばいい。
真面目にコンスタントに稽古していれば、身についているはずだから大丈夫、と励ましてもらった。
ありがとうございます。
頑張ります!
ここから下は
火曜日の稽古
今日はK先生がお休み。
黒帯のおふたりが、分かりにくい動きをゆっくり教えてくれました。
木刀振り
前後斬り・袈裟斬り・突き・受け・変化
杖振り
11の杖・13の杖・31の杖
杖の合わせ
11の杖の合わせ
受け杖・打ち杖両方とも、同じ11の杖の動きで、ちゃんと合う!
よく出来ているし、分かりやすい。
31の杖だと、打ち杖の動き方を別に覚えないといけなくて、難しかったから。
袈裟斬りと回転払いの合わせ
前回よりも上手く出来た。
日曜日の稽古
座技正面打ち一教
(表) 相手にまっすぐに向かう。
倒れた相手を避けて曲がってしまいがちだが、まっすぐに膝行すること。
横面打ち一教
相手の中心に向かうよう、45度くらいの方向から懐に入る。
下から上へと突き上げるようにして、打ち込みを制する。
腕をバッテンにして差し込み、一教。
横面打ちを避ける練習
横面打ちしてくる相手と、すれ違いながら避ける練習。
普通にまっすぐ歩いてすれ違う。
タイミングだけ考える。
横面打ち四方投げ(表)
相手の勢いを利用して、横面打ちを底で取る。
180度向き直って、四方投げ。
受けは、横面打ちを途中で留めない。
しっかりと前足に重心かけて、下まで振りぬく(後ろ足が浮くくらい)
後ろ両手取り呼吸投げ
持たれた手は自分のお腹の前に固定する。
後ろに引っ張られたら、動けなくなる。
自分のお腹の前から、両腕を上に張り、横(相手が先にとった手側)に抜ける。
踏み込みながら、上体を倒して投げる。
「白帯さんはいいけど、黒帯さんは相手を動かしてから投げるように」と先生。
突っ込んでくる相手に合わせ、動きながら誘い込むのは難しそうだ。