2020.10.4 2020.10.14
とうとうこの日が来てしまいました。
初段審査
審査です。まずは7級(中学生)と5級。
それぞれにふたりずつ受けの人がついて、交替で受けました。
小手返しもあって、今回は出題される技が多かった気がします。
次に4級と3級の審査。
こちらも受けがふたりずつ。
さらに出題が増えて、マスクが苦しそうです。
最後が初段審査。
私ひとりだから、緊張します。
受けは4人、全員男性で受け身が上手い。
皆さんの胸を借りて、思い切りやらせていただこう!と気合を入れた。
それにしても、マスクが苦しかった。
出題内容
審査内容はいつもうろ覚えですが、今回は記録があるので確かです。
番号は受けが交替する度つけてます。
- 座技:正面打ち一教~四教
- 半身半立ち技:正面打ち入り身投げ・正面打ち小手返し・天地投げ・片手持ち四方投げ・片手持ち回転投げ
- 正面打ち第一教
- 正面打ち:小手返し・回転投げ
- 横面打ち:一教・四方投げ
- 両手持ち:天地投げ・四方投げ
- 両手持ち呼吸投げ
- 片手持ち:側面に入っての入り身投げ・小手返し・呼吸投げ
- 突き小手返し
- 後ろ両手取り:四方投げ・小手返し・呼吸投げ
- 後ろ両肩取り呼吸投げ
- 後ろ片手取り襟締め
- 後ろ羽交い締め
- 諸手取り腰投げ
- 諸手取り自由(受けはがっちり握って~取りは動かす)
- 正面打ち自由(3人で囲んで順番に正面打ち)
- 半身半立ち呼吸法(4人が順番に両手持ち・取りはひとり4本ずつ投げる)
- 座技呼吸法
若くて上手い 審査には関係ないがイケメンの Mさんに受けの順番が回ると、T先生が「後ろ両肩取り」とか「襟締め」などの激しい技を出題する気がしました。
これは「思い切りやりなさい!」ということだと解釈しました(笑)
この記事の漫画に描いた、エグいくらい激しい投げも、掛けちゃいました。
上手に受けてくださり、ありがとうございます!
先生の指示を完全に間違えたのは1回(多分)
8.の「片手持ち側面に入っての入り身投げ」の1本目を「側面に入っての呼吸投げ(先生によっては「入り身」と呼ぶ)」と間違えた。
でも、2本目からは修正したので、ギリギリセーフと思いたい。
腰投げが2種類できたのは、我ながら進歩を感じた。
襟締めと羽交い締めもとりあえず、潰されずに済んでよかった。
皆さん優しいから手加減してくれていたと思う。
審査が無事終わったのも、受けの皆様のおかげです。
厚く御礼申し上げます。
ありがとうございました!
審査直後の反省
審査の時は毎回、頭の中真っ白になる。
最初の座技の途中までは「膝行をきれいに」「きちんと極めて」とか考えていたけど、その後は動くので精一杯。
聴覚は先生の声、視覚は受けの人に全集中。
「とにかく動く」と「マスク苦しい」しか考えられなかった。
反射的に動ける範囲しか、審査では出来ないと思った。
注意して考えて、やっと出来ることは、追い込まれた時は全くやれない。
つまり、普段から出来ることのレベルを上げないとダメだ。
「こうして、ああして」と考えてる時点で、出来てないってことなんだなぁ。
T先生が「稽古は繰り返し、繰り返し…そしてまた繰り返し。人生も何でもそうでしょ?」と仰っていたが、その通りだ。
動画を観ての反省
動画を撮ってくださったので、初めて自分の技を観た。
そう言えば、鏡や写真以外で自分の姿を観るのも初めてかも。
カッコ悪い~へなちょこだ…。
猫背はマシになってるかと思ったけど、まだ背中が丸い…。
「合気道やると姿勢良くなるよ!!」って友達を誘っていた自分を往復ビンタしてやりたい。
これじゃ袴履いても、有段者の佇まいに見えない。ピンチだ。
技以外の移動もドタドタ歩いてる。
姿勢良くスススス~ッと動けるようにしないと、ダメだな。
※ 道場では全員マスク着用しています。 |
自分ではかなり動いてるつもりだったけど、客観的に見ると、キレがないし、もたついてる。
「技の掛け方が甘い」って、熱血コーチ先輩のUさんによく言われるけど、本当だ。
Uさんが激し過ぎると思っていて、ごめんなさい。
私レベルでは「相手に怪我させないように」の心配は、全く杞憂のようだ。
稽古の時、変に遠慮せずキビキビやるのを心掛けよう。
細かい反省点を挙げ始めたらキリがないけど。
- 膝行がバラつく。遅い。
- 腕だけで技をかけようとする(特に半身半立ち)
- 入り身が遅い。甘い。出来てない。
- 相手から離れがち。
- 崩しが甘い。
- 軸足がぶれる。
- 無駄な足の踏みかえが多い。
- 受けに振り回されて、姿勢が崩れる。
- 技と技の繋ぎがブツブツ切れる。
- 指定のない時、もっと沢山の種類の技を掛ければよかった。
最初に慣れてる技を掛けると、それを続けてしまうから、慣れてない技から始めるようにすればいいかな?
でも、それで失敗したら目も当てられないか…。
次の審査までに、恥ずかしくない状態になるよう稽古したい。
ここから下は
土曜日の稽古
こちらの道場、今回審査を受ける人が多いです。
白帯と黒帯に分かれ、私は2段受験者と一緒に稽古しました。
突き小手返し
(表) まっすぐ入り身して(内側の)腕で振り子のように突きの軌道を反らさせる。
外側の手で手首を上からつかむ。
もう片手で下から包み、相手のお腹の前に踏み込みながら投げる。
(裏) 相手の腕にお腹を向けるように外側に入り身する。
上から手首をつかみ、体を開く。
コンパクトに軸足を入れ替えてから、大きく転換するように投げる。
相手から離れすぎないように気を付ける。
後ろ両手取り呼吸投げ
相手が手を取りに来るので、片手を差し出す。
相手に合わせて足と腕を引きながら手の平を上に向ける。
動き始めるのは足が先。腕だけで動かない。
相手が後ろに回り込むのに合わせて、そちらの足を出す。
両腕を親指を内側に返しながら斜め上に張り、上体を傾ける。
あまり、ぐちゃっと潰れないようにする。
「主導権を握ってる」感を大切に。
後ろ両手取り四方投げ
T先生は上記のように両腕をしっかり張る → しっかり抜ける → 自分の両手が畳にするくらい低い場所で相手の下の手を取る → 四方投げ、と教えてくださった。
S先生流は、そこまで上体傾けずに、相手の腕を早目に取るやり方。
しっかり受けに持たせるように動けなかったり、手が放れそうだったら、こちらに切り替えることも出来そうだ。
両方出来ると応用が効きそう。
四方投げする時は、肘で相手のお腹を切るようにする。
相手を背負う気持ちで、離れない。
後ろ両手取り入り身投げ
抜ける時に片腕をなるべく斜め前、遠くへ伸ばすと、相手が自分の前に来る。
しっかり首をつかんで入り身投げ。
後ろ両手取り十字投げ
前からの両手取りより、後ろ両手取りの方が、うまく十字に出来るかも。
下の腕を遠くの下方向にギュッと極める。
腰を相手の体に引っ掛けて、そのまま沈む。
カクンと相手は転がる。
後ろ両手取り腰投げ
十字投げの形まで作り、その形を保つように自分の体に引きつける。
相手の腰に手を回し、もう片手で道着をつかみ、引っ掛けるタイプの腰投げ。
片手持ち回転投げ
(内回転) 隅落としの要領で、しっかり相手をのけ反らせるように腕を張りながら、当て身。
くぐったら、腕と一緒に、足の位置が三角になるようにしっかり引く。
ここで相手の頭を下・腕は垂直以上まで崩す。
相手の頭~お腹方向に踏み込んで投げる。
(外回転) 入り身転換する時、持たれた手の位置は動かさない。
ここはピン止め状態で、体で動く。
(外回転) 腕を引っかけるやり方。
肘から立て、相手に近付き、相手の耳にぶつけるようにしながら腕を回して崩す。
裏で投げる時は、しっかり相手のお尻の後ろに踏み込んで、直線の上で入り身転換するように。
横面打ち五教
下方向からしっかり当身しつつ、腕を制する。
手をバッテンにして手首をつかむ。
この手首は最後まで離さない(小刀を持っているから危険)
一教でおさえて、上腕部に当てていた手を緩めると、相手は腕を上げてくるので、五教で小刀を取り上げる。
座技呼吸法
日曜日の稽古
審査の前の慣らし稽古です。
片手持ち呼吸投げ
取られた手を斜め上に伸ばし、まっすぐ相手に向かう。
そのままだとぶつかるので、少し斜めから入りながらも、気持ちはまっすぐ。
「腕は上だけど、気持ちは相手の足元」というのが、難しい。
「相手の体が固い場合は、少し手で肩を押して、歩かせてあげて。」
つまり、相手の足・お腹だけが前に進んで、結果として倒れるように誘導する?
片手持ち呼吸投げ
審査員としていらしていた 腕が立派過ぎる YH先生に組んでいただく。
「ほら、手をしっかり持って」と言われても、指が回らないし、全然つかめない。
未だかつて、しっかりつかめた人っているのだろうか。
手の平上向きで相手に腕をつかませる。
それを「アナタは神を信じますか」的に自分に引きつける。
この時、引っ張ると相手の手は取れてしまう。
自分の小指と薬指くらいまでを、こっそり相手の手に引っ掛ける感じにして、後ろに歩くようにして引き込む。
指4本で引っかけるとやり過ぎになって、引っ張ってしまう。
引き込んだら、体ごと沈むようにして投げる。
3人の先生に10本ずつ投げてもらう
T先生、YH先生、Oさんが投げ役。
両手持ちして、それを沈められた時に、前受け身で受ける練習。
うまく反応できないと、中途半端な後ろ受け身になってしまう。