2021.4.18 2021.4.27
流れで崩す
合気道は相手 (のバランス・体勢) を崩して制します。
重みかけたり、誘い込んだり、当たったり、流したり。
いろいろな方法を組み合わせて行います。
「流れ」はいかにも合気道らしい。
相手の攻撃さえも取り込んで、自分の流れの中に巻き込んでしまう。
流麗で優雅で、憧れる。
相手を流れに巻き込むには、まず崩す。
「崩せなかったら、流すこともできないよね。」
それに加え、繋がり (接点への一定の圧?) を切らない ・相手の重心を制御する・自分の姿勢と重心を保つなど、たくさんの要素が必要。
Kさんにかけてもらったら、どう動くか予想つかない 忖度しようがない まま、あっちこっちに振り回され、転がされた。
テニスで上手い人に、コートの端から端へと翻弄され、打ち返すのに必死で自滅する感じだ。
自分の意志で動きを決められず、相手の思うままに振り回される。
稽古する上で「受けはこう動くんだよね」と、受けに「行く」こと、実はよくあります。
新しい人と組んだ時は積極的に、受けの理想的な形を作るし。
私の受けをする人も、忖度して動いてくれることが多いと思う。
そんな中、先生や先輩に本当の意味で「動かされる」時は、毎回感動する。
わ~すご~い、崩されちゃったよ~、転がされちゃったよ~、私も出来るようになりたいよ~って心の中で叫びながら、受けを取る。
実際は「わ~」の段階ですでに投げられてる (笑)
もっと感動したい、いつか私も出来るようになりたい、の一心で稽古している気がする。
えらい先生の著書を読むと、合気道の目的や目指すべき道について 高尚過ぎてついていけない 難しいことが書いてある。
私はその境地には達してなくて、ただ目の前の先生や先輩に追い付き あわよくば追い越し たい、という気持ちがあるだけ。
こんな俗っぽい目的でも続けられるのは、本当に「動かせる」技の持ち主がいっぱい周りにいるから。
そういう意味で、あちこちの道場の人と練習できる機会があるのは恵まれていると思う。
ここから下は
土曜日の稽古
Day260 A.K.I.鵠沼 2021.4.17
毎週のように同じことを教わってるのに、なかなか出来ない。
難しい。
押し合いで座技呼吸法
自分の重心がしっかりと定まる様に座る。
足の甲~脛が畳に密着して、お尻が定まって、膝が自分の体格に合わせた角度になっているかどうか。
相手と両掌を合わせて、押す。
息を吸いながら、数ミリお腹を下げて、下から反作用のグラフの曲線で突き上げる。
片手持ちの5種のストレッチ → 技
(下 →) 上:呼吸投げ
相手の前足外側横に足を踏み出し、持たれた手に重みをかけ、腰を切って相手と同じ方向を向く。
これを同時に行い、相手が前のめりになるから、肘を相手の肩~首に入れることが出来る。
腰を切りつつ、後ろ足を少し引いて歩幅大きくして安定した姿勢で投げる。
横:四方投げ
相手が斜め前にのけ反っていくような動線を目指す。
相手の斜め前に踏み出しつつ、重みをかけ腰落として、折れない腕で相手を斜め前のめりに誘導していく。
体勢を直す余地を与えない。相手を真っすぐにさせない。
流れを意識する練習
受けは手の平上向き、取りはそこに手の平のせる。
流れで相手を動かす。
腕は伸ばし、手の平は自分のお腹の前に保つ。
足で動く。
流れ重視の後ろ両手取り回転投げ
止まらずに動く、相手を動かしていく。
両手持たれてから、両腕を斜め上に万歳して抜けるやり方じゃない (最初に取られた手は自然に上げるけど)
抜けながら、相手の手首を上から持つ → 腕を回して回転投げ (外回転) の形 → そのまま、回りながら投げる
受けは周りをバタバタ振り回されるけど、取りの動きは意外と少ない。
足の動きも最小限。
抜けるのに1歩、腰沈めながら腕を回すのに1歩、転換で回転しつつ投げるのに1歩 … 合計3歩?
私は腰が定まってないから、回る都度に余分に歩いて変になる。。
「演武会でやれたら、とてもカッコいいよ。」
確かに。すごく見映えしそう。
審査時は、場所がないと危ないな。
流れ重視の正面打ち一教 (表)
よく練習するのは、相手が振りかぶるのに合わせて懐に飛び込むやり方。
これは、遅れた時に流すやり方。
少しずれて、外側から正面打ちの軌道を変えるように流して倒していく。
難しい。
片手取り呼吸投げ
片手取り呼吸投げ
相手が取りに来たら、ふすまを開くように、横にズレながら、手に重みかける。
失敗したら、四方投げに切り替える。
相手の手の位置はそのまま、素早く自分がくぐる。
隅落とし
さっきと同じ感じ。
自分の横ではなく、相手の外側斜め後ろに入る。
片手持ち呼吸投げ
息を吸いながら、相手が取りに来た腕の肘を畳む。
空振りした相手の手をもう片手でつかむ。お腹の前。
畳んだ肘で相手の首に入りながら、お腹をぶつけるように投げる。
天地投げ
相手を投げやすい位置まで誘い込む。
腰で滑らせるように投げる。
両手取り呼吸投げ
相手が取りに来るのに合わせて、半歩前に出る。
下の方ではなくて、立てた手刀が自分の顔くらいの高さで取らせる。
受けがつかもうと考えていた手が、予想外に自分に向かってバッと出てきたから、慌ててつかむ(つかませられてる)状況を作る。
取りはそのまま大きく踏み込んで、前へドーンと突き放す。
折れない腕を保つ。
先生によっては、つかまれるかつかまれないかの瞬間に、ふわぁと真下に重みかけて、落としたりするらしい。