2021.6.6 2021.6.14
カッコいい黒帯仕草②
先輩の動きを真似して、カッコいい黒帯を目指すシリーズ第2弾です。
四方投げの受け
四方投げの受けは、道場によって違います。
第58回全日本合気道演武大会 (2021.5.15) の動画を観ましたが、同じ合気会でも様々な受け方がありました。
後ろ受け身で倒れる、飛び受け身する、回転後ろ受け身や横受け身で転がるなど。
うちの道場では、四方投げは投げた後、最後までしっかり抑えます。
受けは逃げることができないので、そのまま畳に落ちます。
白帯時代の私は、両膝曲げてお尻を畳につけ、バタッと背中全面で倒れてました。
持たれている腕以外は、空中に浮いている。
審査で受けしてる動画、瀕死のゴ〇〇リみたいだった (泣)
白帯はそっと投げてもらえるから、変な受け身でも痛くなかった。
でも、黒帯になったら、先輩もフツーに投げてくれる。
ブワンッと勢いよく斜めに落ちる。
上手い先輩は上の足で反対側の畳を叩き、衝撃を逃している。
持たれていない腕は畳を叩いた後、肘から曲げて顔をガード。
最初、なんで顔を隠しているのか分からなかった。
転がっている時の顔を見られたくない?美人は意識が高いな ♡ と呑気に考えていた。
でも、四方投げの残心で顔に当身いれる 武闘派の S先生やOさんと組んだ時に理解した。
これは当身を防ぐための動きだ!
「相手への警戒を怠らない」のがこの仕草のテーマだと思った。
ここから下は
火曜日の稽古
Day278 腰越合気道研究会 2021.6.1
座技胸取り二教
当身を入れないで、相手の手を二教で取ってちぎるやり方。
受けの時「肘が固い」と指摘を受ける。
こんなところで折れない腕 (?) を発揮する必要はない…。
なるべく粘って、お腹を取りに向けておこうとしたら、脇腹が攣りそうになる。
情けない。
片手持ち四方投げ
いつもの四方投げと違って、合気上げ → 四方投げする。
「合気上げ」というのは、言葉としては知っているけど、ほとんど練習したことない。
かなり時間裂いてもらったのに、全然出来なかった。
(表) 持たれた手を自分のお腹に引き寄せる。
ちょっと沈む感じになる。
同時に、相手の肘~肘少し上に手を添える。
ここで相手は体が伸び上がる ← これが合気上げされてる状態みたいだ。
そこで四方投げ。
(裏) 相手の肘~肘少し上に手を添えながら、前足を引く。
腕で引っ張るのではなくて、体捌きで誘い込む。
相手は吊られた状態で、自然にグルグルッとこちらの周りを回ってくる。
焦らずに待ち、相手が背中合わせになるまで動いてきたら、四方投げ。
腕で引っ張る・焦って投げに行く、と慌ててしまう。
落ち着いて、きちんと動くこと。
横面打ち小手返し
最初の構えでどっちの足を前にするか、迷う。
迷ってる時に横面打ちがくると慌ててしまう。
短刀取り
横面打ち小手返し (表) で行う。
杖振り
11の杖・13の杖・31の杖
土曜日の稽古
Day279 A.K.I.鵠沼 2021.6.5
今日の稽古では、S先生がそれぞれの技でどう呼吸するか教えてくださった。
少し分かった気がした。
自然に呼吸するのって意外と難しい。
力んで、相手にバレバレなくらい大袈裟になりがち。
片手持ち呼吸投げ
持たれる。
一瞬腕をバッと張る。
ふっと力を抜きながら動く。
息を吸いながら、接点の位置はそのままに、そこに重みをかけながら体ごと相手に近付く。
肘から曲げていくと入りやすい。
相手の体勢が崩れて、自分の肘が相手の肩の上にくるように。
吐きながら投げる。
もう片腕が遊ばないように、揃えて前に出す。
片手持ち呼吸投げ
さっきと同じように体ごと相手に近付く。
相手の手首を上からつかむ。
持たれていた腕を外して、相手の首の下から斜め上に突き上げるように投げる。
片手持ち呼吸投げ
隅落とし
お腹を出すように息を吸うと、自分の体が少し反る。
相手も自然に反る。
その瞬間に隅落とし。
折れない腕を相手の斜め後ろに張り、内側の足を相手の横~後ろに踏み込み、もう片手で足を払う。
息を吸う時は、大袈裟にせず、自然に。
相手の体がふっと伸びた瞬間に息を吐きながら入る。
タイミングが合うと上手くいく。
片手持ち小手返し
(表) 息を吸いながら、手を切る。
相手の手首を重み掛けつつ、上からつかむ。
息を吐きながら、後ろ足を相手のお腹へ踏み込み、その足を軸にコンパクトに回って投げる。
(裏) 吸いながら、手を切る。
同時に転換して背中合わせになる。
相手と離れず、せっかく低く下げた接点をそのまま保ち、コンパクトに投げる。
片手持ち入り身投げ
(表) 吸いながら、手を切る。
切ったそのまま相手の手首をつかむ。
もう片手で相手の後ろ襟を持つ。
息を吐きながら、密着して自分が軸になって回転し、相手の腕を首にマフラーのように巻き上げながら投げる。
(裏) 息を吸いながら、手を切り、相手の後ろに入る。
相手の両肩に両手を添え、そっと胸を開かせるような感じで引き寄せる (引っ張らない ! )
体を開きながら、相手を斜め下に落とす (力づくでなくて体捌き)
相手が起き上がってきたら、完全に起き上がる前に重心ずらすように踏み込んで投げる。
片手持ち四方投げ
投げる時、相手から離れない。
相手のすぐ横、あるいは背負うくらい (裏) 近くにいる。
片手持ち回転投げ
当身を入れつつ、腕をくぐる。
持たれた手 (接点) の圧を保ったまま、腕を回して、相手の頭を下げさせる。
大きく足を後ろ斜めに引くことで、相手の体勢を崩す。
そのまま前 (表) あるいはお尻側に踏み込んで180度転換しながら (裏) 投げる。
片手持ち呼吸投げ
手を切る。
手首を上から持つ。
相手の腕の下に入り、相手の足に体で当たる。
相手が倒れる前に手を離す。
本来は腕で足を払うけど、危ないので割愛。
体で当たる時、前のめりにならない。
両足はしっかり床につけ、後ろ足は伸ばし、前膝は曲げる。
腰から落とすけど、上体は真っすぐ保つ。
天地投げ
(表) 相手と出合い頭に投げるつもりで、上の腕は相手の顔を狙い、下の手は張る。
臆せず前へ出る。
(裏) 相手に持たれた時に、すでに自分の形になっていること。
下の腕は脇の下へ、上の手は脇締めて立てる (シェーのポーズ ? )
後ろ足を引いて転換、腕で引っ張るのではなく体捌きで相手を誘い込む。
反転して投げる。
裏は難しい。
勝負をかけるのなら、やっぱり表で一気に行くべきだな。← 何の話だ。
両手取り呼吸投げ
息を吸い、吐きながら落とす。
あるいは180度転換するように投げる。
難しい。
日曜日の稽古
Day280 藤沢合気道会 2021.6.6
座技正面打ち一教 (表)
先週入会したIさんと組む。
T先生からIさんへの説明。
「合気道には立ち技・半身半立ち技・座技の3種類。昔は偉い人の前で立ったら首をはねられるから、座って移動していたんだよね。だから座技が残っている。」
「座技の要は膝行。膝で歩くことだよ。」
そして「道子さん、まずは膝行のやり方を教えて。それから一教やって。」
膝行は最初の頃も難しかったけど、今も難しいと感じる。
正面打ち一教
(表) は相手の中心へと入り (裏) は後ろに入る。
両手取り四方投げ
白帯と黒帯に分けて、黒帯は相手を動かすタイプの四方投げ。
相手が両手を取りに来たら、1歩後ろに大きく体を開き、相手の体勢を崩す。
そこで一瞬止まってから、前に出て四方投げ。
転身ではなく、体を開いて動かす。らしい。
「これぞ、ザ・T先生って技だよね。これが出来るようになりたいんだよ~」とTさん、ワクワクしている。
確かにぐわっと相手が振り回される、このダイナミックな動きはT先生!って感じ。
張り切って始めたものの、難しい。
「道子さんは、腕を取られてから動くから、相手を引っ張るだけで動かせてないんじゃない?」
「つかみに来た時には動き始めて、相手は突っ込んでくる感じ。」
突っ込んでくる相手を、ハンマー投げのハンマーのように扱う。
中心は自分。相手は周りを振り回される。
相手が「腕つかんだぞ」と思った時には四方投げに入ってる…って感じかな。
次にUさんと組む。
すごく振り回される。
ついていくのに必死になった。
横面打ち四方投げ
先週と同じ。
踏み込んでから相手の腕をつかんで場所を入れ替わるように動かす四方投げ。
さっきの大きく動かす感じを忘れない。
後ろ両手取り四方投げ
半身になる。
大きく両腕を張り、足が相手と平行になるくらい向き合う。
上体を倒すだけでは相手は動かないので、同時に足を大きく引く。
それだけで、相手はかなり体勢が崩れる。
「足ってすごい。力は全然必要ないのに、それだけで相手が思い切り崩れる」とIzさんと感心し合う。
自由に投げ合い
黒帯は1分30秒ずつ、白帯は1分ずつ。
受けの時の1分半が特に辛い。
す~っと美しく動く受けを目指してるけど、それどころじゃない。
立ち上がるので精一杯。
最後の30秒はもうヘロヘロ。