2021.6.20 2021.7.1
カッコいい黒帯仕草③
先輩の動きを真似して、カッコいい黒帯を目指すシリーズ第3弾です。
礼
合気道では礼を重んじています。
入退場時の礼、稽古前後の礼、相手への礼など、何回も礼をします。
私は時代劇の貧民みたいに「はは~っ」とうずくまるように礼してました。
おでこを地面にこすりつけて、悪代官に許しを請う感じ…。
でも、先輩方の礼は美しい。
ピシッと伸びた背筋が下がってくると同時にすっと両手を畳につく。
そこでちょっとタメがあってから、相手と同時に起き上がる。
なんで相手とタイミング合うんだろう?
これが合気なのね!?! ← いまだによく分かってない人
先輩に聞いたら「そりゃあ…相手のこと視界に入れてるから」とのこと。
なーんだ、見てたのか 合気じゃないのか と一瞬がっかりしました。
でも、よくよく聞くと、礼の最中も「攻撃に対する備えは怠らない」というテーマがあった。
攻撃されるかも ← 気付けるよう、常に相手を視野に入れておく
後頭部を踏みつけられるかも ← 顔面を守り、腕で畳を押して起きれるよう、畳に両手で三角形を作り、その上の位置に鼻が来るようにする
などなど、礼の間も警戒を怠ってはいけません。
相手に対し礼儀を尽くしつつも「武道」は油断してはいけない。
和を大事にしつつも、相手が攻撃してきたら即対応、の合気道の精神は、すでに礼から始まっていると思いました。
今までで一番感動した礼
みんなで一緒にする時や互いに礼する時は、自然に丁寧になります。
でも稽古終了後、帰る時は気が急いて 忘れることも おざなりになりがち。
ある日、T先生が生徒全員を見送り、稽古場を閉める前に、礼をするのを見ました。
すべての荷物を横に置き、しっかりと手をついて、深々と一礼。
誰もいない、すでに消灯された稽古場への礼です。
「今日も無事に事故や怪我なく稽古が終了しました。ありがとうございました」と語りかけているような姿でした。
先生はすごく偉いはずなのに、謙虚で偉ぶらない。
一番最初に来て掃除してるし、一番最後に帰ります。
先生は誰に対しても、丁寧に接します。
でも人だけでなく、すべてへの敬意や感謝がとても深いのだと思いました。
確かに、戦争や病気・怪我、稽古場の閉鎖などがなく、稽古できる状況はとても恵まれています。
稽古を可能にする全ての物事への深い敬意と感謝を、先生の背中に感じました。
荷物を置くのも面倒で、持ったまま 適当に 会釈程度の礼をしていた自分を反省しました。
稽古する場があり、無事に稽古できた感謝をこめて、きちんと礼をして帰るようにしようと思います。
合気道の神様も「感心感心、上達させてやろう」と思ってくださるかも ← こういう下心がダメなのか…。
ここから下は
火曜日の稽古
Day284 腰越合気道研究会 2021.6.15
風がなく蒸し暑くて、袴がまとわりつくのが気持ち悪い。
座技正面打ち一教
袴が邪魔で膝行が上手くいかない。
座技呼吸法
1本1本抑えずに、片手持ったまま、繋げて行うやり方。
片手持ち回転投げ
顎に下から当身入れつつ、持たれた腕を張る。
くぐって、相手に並ぶ。
腕を引きながら、相手の手首に自分の親指~人差し指の股を引っかける。
ここで握ると、上げにくくなるので、引っ掛けること。
しっかり相手の腕を上げる。床に垂直くらい。
もう片手は相手の首の下、背中の上部中心に手の平を当てて、そちらで導く。
「ここから入り身投げで投げる。」
入り身して投げるから、確かに入り身投げの一種になるのか。
片手持ち呼吸投げ
回転投げの投げ方の分解練習?
(表) そのまま折れない腕で相手に向かって進む。
(裏) 持たれた側の足を引いて、相手を誘い込み、また向き直って相手の中心に入っていく。
持たれた側の足を引く(180度転換)そしてまた転換(180度)
2回目の転換で、同じ足を出しながらにするか、反対側を引きながらにするかは、受けとの位置関係で判断した方がいいかも。
杖振り
11の杖・13の杖・31の杖