黒帯同士の稽古とは

2021.7.18 2021.9.4

黒帯同士の稽古のあるべき姿

Fさんは四段の女性。

私と同年代で、体格もほぼ同じなので、目標にしています。


Fさんと組むと、普段の稽古の倍は動かされるのです。

片手持ちも紙一重で躱され、やっと掴んだと思ったら、ブワァーッと大きな体捌きで振り回される。

「受けは足」ってT先生が言う通り、とにかく走らされる。


倒されて「あ~疲れた」と転がっていると「今、抑え緩んでるよ?動けるよね?」と言われる。

「え?ここからも動くべき?」と慌てて起き上がろうとすると、その動きをとらえて更に倒される。


Fさんが受けの時は、私の抑えが少しでも緩むと起き上がってくる。

何とか倒せた~ゆっくり極めるか~なんてやってると、立ち上がられちゃう。

極めてるのに、するんっフワァ~と起き上がられると ゾンビっぽくて ギョッとする。


一瞬の油断も隙も許されない。

相手の技がきちんと効いてる時だけ倒れる。


これが「黒帯同士の稽古」のあるべき姿なのかな?

だって、私が白帯の時は、こうじゃなかったから。

もう黒帯なんだから、隙のない技を体得しようね」ってことなんだろう。


Fさんと組んだ後は、ヘトヘトになる。

でも、Fさん自身は涼しい顔…。


抑えが緩んだら起き上がる一教
抑えが緩いと逃げられる二教
黒帯同士の厳しい稽古
黒帯は体力が必要
※マスク描写は省略しています。

恐ろしいのは、Fさんは怪力でも、意地悪でもないということ。異常に関節柔らかいけど

ただ「崩しが甘いから倒れない」「抑えが緩いから起き上がる」だけ。


恵まれた体躯や抵抗する相手だったら、更に技は効かない。

そんな相手に対し、今の私は全く通用しないでしょう。

要所要所でピリリと効く、キレ味鋭い動きを身につけたいです。


まずは、Fさんの動きについていけるようになりたい。


他の先輩方にも忖度せずに相手してもらえるくらい、動けるようになりたい。

体力も必要だし、受け身も上手くならないと。


「本気で投げたら、コイツ受け身失敗して怪我するぞ」って手加減されてるのが分かるもの。

これじゃ、本当は黒帯失格。

T先生に繰り返し「その飛び受け身を何とかしよう」と言われるのは、そういうことだろう。


体は柔らかくならないし、飛び受け身で力むし、やる気に体がついていかないけど … 1mmでもいいいから前進したい。


黒帯になったら、前よりも険しい合気道探求の山が目の前に現れた気がします。

頂上にはたどり着けなくても、登る行為自体を楽しもうと思います。

実際、すごく楽しいから!登山仲間も沢山いるし。


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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

火曜日の稽古

Day289 腰越合気道研究会 2021.7.13

座技正面打ち二教

親指と人差し指の股で相手の手首を引っかけて、くるっと一挙動で二教に取るのが上手くいかない。

持ち替えず、滑らかに二教に取ること。


先生の (裏) で最後に畳に下ろすやり方が、白川竜二先生っぽくて興奮 (笑)

極めた後ほとんど移動せず、そのまま相手の肩口に腕引っ掛けて、下ろす。

座技呼吸法

繋げて投げられた時に、その繋がりを体で感じること。

小刀の合わせ

間合いの練習。

最初の段階で、ちゃんと相手の全体を視界に入れておく。

近付いても、顔上がって刀ばっかり見ずに、相手を見ること。


最初に剣先を合わせて、間合いを計る。

互いに剣の外側で合わせる。

剣先がちょっと重なるくらいの距離。


肩上げたり腕力んだりせずに、自然に腕を伸ばす。

手首も角度つけすぎないようにして、切っ先の延長線上に相手の喉がくるように。

そのまま前に踏み込んだら、相手の喉をつける位置。


間合いが決まったら、振りかぶって、1歩出ながら振り下ろす。

取りは相手の中心に向かうように、前へ出ていく。

杖振り

11の杖・13の杖・31の杖

杖の合わせ(基本の合わせ)

土曜日の稽古

Day290 A.K.I.鵠沼 2021.7.17

久しぶりにS先生の稽古に行けた。

今日の個人的なテーマは「呼吸」かな。
相手と最初に対峙した時に、自然に息を吸って、相手がつられてフッと体が伸びた瞬間に仕掛ける。
タイミングが合うと、スコーンと上手く転がせる。

片手持ち呼吸投げ

シャベルカーのように持たれた腕を曲げつつ、相手に近付く (吸う)

吐きながら投げる。

最後に投げた時、両腕を張る

片手持ち呼吸投げ

さっきと同じように近づきつつ、相手の手首を上からつかみ、もう片腕を伸ばして投げる。

持たれた腕は力を抜いた状態で、体ごと近付くのと、相手の後ろにしっかり踏み込んで投げるのが大事。

片手持ち呼吸投げ

持たれた手を少し上げた状態で張り、入り身転換して相手と並んで、振り下ろす。

持たれた手に重さをずっとかけておくのが難しい。

片手持ち呼吸投げ

相手の手首内側を擦る様に、持たれた手を回す。

体は少し沈んで、斜めから相手に向かって上がる感じ。

腕で突き刺すように、相手の中心に向かって進んで投げる。

片手持ち四方投げ

(裏) で相手の後ろに入り過ぎて、投げた時に離れてしまう。

自分の背中越しに相手を滑らせるようにして、離れずに足元に落とす。

片手持ち小手返し

(裏) 背中合わせになった後、相手から離れずに、近くで捌く。

片手持ち入り身投げ

(表) 自然に息を吸いながら懐に入り、相手を巻き込んで投げる。


(裏) 自然に息を吸いながら入り身して、相手を斜め前下に落とす。

起きて来たら、相手の腰の後ろに踏み込みながら投げる。

隅落とし

息を吸いながら横に腕を張り、相手の斜め後ろにその手を突き刺しながら、もう片手で相手の足を払う。

片手持ち回転投げ

当身してくぐって、大きく手足を引く。

相手の頭を下げ、腕を床に対して垂直にさせる。


前へ出ながら投げる。

うまく行かなかったら、相手の後ろに踏み込み、転換しながら遠心力で投げる。

片手持ち呼吸投げ

回転投げと同じように当身してくぐって、相手に並ぶ。

前へ腕を押し出すようにしながら、進んで投げる。

片手持ち呼吸投げ

相手と場所を入れ替わる様に、懐に入る。

相手の腕をつかんで沈む。

T先生っぽい。


飛び受け身の時、先に設置する足を曲げる。

踵でまっすぐ落ちると痛いので、踵の外側で落ちること。

片手持ち腰投げ

回転投げの時と同じように、つかんでる相手の腕側に背中から入る。

持たれてる手は斜め上、反対側の手で斜め下の相手の足をすくう。

腰は落とすけど、上体はまっすぐにして、相手を腰の上に滑らせる。

片手持ち呼吸投げ

相手の手を自分のお腹の前で上からつかむ。

相手の足の後ろに片足を踏み込み、腰を沈めて、相手の足をすくう。


足を踏み込むことで、相手が後ろに逃げられないようにする。

腰を沈めて、体でぶつかる。

相手の両足を揃えてすくうことで、バランスを崩す。

日曜日の稽古

Day291 藤沢合気道会 2021.7.18

座技正面打ち一教

表も裏も、まずは相手にまっすぐ当たる。

(表) 白帯は両手で持って、腕を伸ばし、いい姿勢でしっかり歩く。

黒帯は逆に歩くことに固執せず、歩かないことを意識する。


(裏) まっすぐ当たり、相手の後ろに入る。

正面打ち一教

(表) 相手の中心に向かっていき、沈む。

(裏) 相手の後ろに入ったら、螺旋で巻き込みながら沈む。

正面打ち二教

見取りに呼ばれた。

関節技は低く、低く。低い位置で取る。」


「こうやって高い位置で取ろうとすると、相手は楽だから立ち上がれるよね」立ち上がれってことか。

体を起こす。


と、今まで経験したことのない痛みで崩れ落ちる。

「ま、立ち上がられても、極めようと思えばできるけどね。」

先生はどんな状態からでも極められるんだ…。他の人の見取りでやって欲しかった


最初に相手の打ち込みを制する時に、もたつく。

Fさん「T先生はしっかりつかめ、と仰るけど、最初からつかもうとすると遅れるよ。」

手刀でしっかり落としてからつかむ方がいいみたいだ。


Fさんの軽やかな (裏) の体捌きを真似したい。

空振りしてコマのように回されてる感じになる。

(裏) で最後に自分の体で煽る様にして?相手を畳に落とすやり方も出来るようになりたい。

正面打ち三教 (表)

三教に取る時は、指を握手するようにつかむ。

もう片手は相手の小指の付け根を小指で、親指の上の窪みを親指でしっかり持つ。

対角線上にきっちり握るのが大事。


そこから相手を吊り上げて引き寄せるか、自分から相手の方に突き上げていくか、二通りある。

どちらでもいいけど、大事なのは自分の手の甲がずっと上を向いていること。

「ここが出来てない人が多い。逆に、これだけ出来ていれば、ここを中心に相手とずっとひとつになれる。」


「ひとつになる」というか、先生にそう持たれると、痛みを逃そうと一緒に動くしかない。

容赦ないガッチリ感。

片手持ち呼吸投げ

相手に取られた時に自分の前で肘を畳み、並んで、前に出る。

「取られる・振り上げる・振り下ろすって1、2、3の挙動をする人がいる。一挙動で一緒に動く。」


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