鋭い投げの源~直線と入れ替わり

2021.12.26 2022.2.3

鋭い投げの源

T先生の投げの説明は「相手と場所を入れ替わる」ことに集約される気がする。

一瞬で相手と場所を入れ替わる。

これが先生の鋭い投げの源なんだと思った。


稽古では「こうも出来る。こうも入れるし、こうも投げられる」とどんどん展開して教えてくださることが多い。

「この技」と固定観念を持たず、その場に合う最適の動きが出来るようになって欲しい、という先生の願いを感じます。


まずは、どの技も「入り身が大事。」

相手に攻撃されるのを待たない。


相手が攻め込もうと動き始めるのに合わせて、入り身する。

入り身は相手のお腹側 (表) も背中側 (裏) にも入れるので、臨機応変に動く。


次に、入れ替わるために「どの空いている空間に入るか」をきちんと把握する。

相手の前の空間の上・真ん中・下と、少なくとも3つは選択肢がある。

相手と入れ替わる様に、その空間に入ることで投げが生まれる。


入り身も相手から離れず直線でズバッと入り、直線の上で入れ替わる。

先生は投げを「直線」と「入れ替わり」で説明されることが多い。

とっても単純 … に聞こえるけど、全然出来ない。


私は無意識に相手から逃げて、大回りになる。

入り身になってない。

「直線上で相手とすれ違うように」って言われてるのに、横に動いてしまう。


入れ替わりもモタモタ移動するので、投げの推進力が生まれない。


学ぶには、技を掛けてもらって体感するのも大事。

でも、先生の投げが鋭すぎて、よく受けを失敗する。

その度に先生が「これくらいはちゃんと受けられるようになろうね …」とガッカリした表情になるので、情けなくなります。


鋭い投げ、直線と入れ替わり

体で技を体感して覚える

飛び受け身の失敗

下手くそな飛び受け身
※ マスク描写は省略しています※


せっかく先生が一段階進んだ投げを教えてくださるのに、ついていけない。

受けられない内は、絶対出来るようにならないと思う。

まず、この鋭い投げをきちんと受けられるようになりたいです。


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ここから下は たまに意味不明な 稽古備忘録です。

12月1週目の稽古

月曜日の稽古

Day332 藤沢合気道会 2021.11.29

ゴロゴロ運動

大きく大きく動く。

相手とひとつになって動く練習①

片手を持たれて、入り身転換。

腕を伸ばす人もいるけど、肘を脇にくっつけるくらいの方がいい。

相手との余りがなくなって、ひとつになれる。これが結び。


お腹の前に集めて、もう片方の手の平を上に重ねて、一緒に動く。

相手がガッチリ持ってきたら、こっちもガッチリしていい。

力のプラスとプラスが合わさり、それがマイナスになった瞬間に動きが生まれる。


相手が引っ張ったら、その流れに乗っていく。と相手は倒れる。

前に進んだり、後ろに下がったり、相手と動く中で力の流れを感じる。

それが出来ると、その場その場で最適な動きが分かるようになる。


相手と一緒に動く中で、流れに乗りながら前進みつつ沈んだり、後ろに回りつつ沈む。

相手を引っ張らない。引っ張ると反発される。

回転を反転させない。一緒に動く。

相手とひとつになって動く練習②

今度は、稽古後にいつも腹筋的な整理運動でやる、体を伸ばしてから縮めて集める動き。

片手を取られたら、両手を斜め上にバッと張ってから、お腹に集めて吸い込む。

そこから流れに乗って、一緒に動く。


そのまま後ろに回転していくのが、一番やりやすい方向だった。

相手と一ひとつになって動く練習③

肘を畳んで相手を吸い込む動き。


手の平上で持たせる。

相手との間合いを取って、綱引きのように体重で引きながら肘を畳む。

この時、手は相手の腕の内側にくる。外側にならないように気を付ける。


自分のお腹に相手のお腹がぶつかるように吊り上げてくるのが理想。

本来ならここで、ぶつかる寸前に体の位置を入れ替えて投げる。

なるほど!まさにT先生らしい素早い技になる。


稽古なので、吊り上げたら一緒に動く練習。

その次は、吊り上げて内回転でくぐって並び、親指下向きで腕を前に出しながら前に進んで投げる練習。

片手持ち呼吸投げ

互いに10本ずつ投げ合う。


すぐ投げに入らないで、まずは肘を畳んで吸い込むことを意識する。

体ごと前に出て投げる。腕で投げない。

火曜日の稽古

Day333 腰越合気道研究会 2021.11.30

座技正面打ち一教

座技呼吸法

小刀の合わせ

取りが小刀を2本持っての合わせ。

二刀流だ、とワクワクする。

でも2本持つから、どっちで最初受けるんだろ?と迷って難しかった。


小刀を合わせる時、相手を跳ね返さない。

正面打ちなら、下方向からいい姿勢で受け止める。

突きなら、上から抑える。


ガチャーンッと弾き返さずに、小刀同士が接してるまま、最後まで動く。

最初にバーンッとやりがちだし、一定の圧を加えたまま動くのも難しい。

小刀が滑る分、徒手みたいに誤魔化せない。

小刀の合わせ:正面打ち (順に受ける)

相手が1本で正面打ちしてくる。

最初は、慣れるために、1本ずつ順番に受ける。


相半身。

相手が右で打ってきたら、自分も右の小刀で受ける。

それを支えるように、もう片方で後ろからバッテンに添える。


(表) 前に入り身しながら小刀を抑え、柄頭で相手の顎に当身。

表は相手に遅れず入り身出来たという想定。先に前に出れている。

側面に入っての呼吸投げと同じ動き。


(裏) 相手に遅れたので、相手の内側に入って攻撃をかわす。

転換して相手の裏側に入って抑え、当て身。

諸手取り一教裏の腕回すバージョンの動き。

小刀の合わせ:正面打ち (2本同時に受ける)

今度は2本同時にバッテンで受ける。

相手が右で打ってきたら、右手前の左手後ろからバッテン。

相半身。

小刀の合わせ:突き

突く時は、肘を曲げずに伸ばし、膝を少し落として、すっと突き出す。

あまり近いと詰まってしまう。


相手が突いてきたら、上からバッテンで抑えるように受ける。

(表) 抑えながら前に出て、当て身。

(裏) 抑えながら内側に入り身して、当て身。

突きの場合は正面打ちみたいに切り返しはないみたいだ。

杖振り

11の杖・13の杖・31の杖

11の杖の合わせ

日曜日の稽古

Day334 藤沢合気道会 2021.12.5

今日は天地投げの練習が多かった。

天地投げ

肘を伸ばして持たせ、肘を畳んで相手を吸い込む。

吸い込んだ後、上の手は親指上向き、下の手は親指下向きに伸ばす。

そのまま前へ歩く。


相手につかまれるのをジッと待たない。

つかまれた時には、腕を畳んで吸い込んでるくらいのタイミング。

天地投げ (裏)

(裏) だとグルグル回りがちだけど、回らない。

取りは直線の上で動く。

まっすぐ引き込む・線上で相手と場所を入れ替わる・また入れ替わる、相手が自然に倒れるまで繰り返すつもりで動く。


畳の線の上で練習すると分かりやすい。

まずは肘を畳んで相手を吸い込む。

そこから腕を上下に伸ばしながら、大きく体を開く。


体を大きく開くと同時に線上で相手と場所を入れ替わる。

相手は引き込まれ、立っていられなくなる。


上の腕で相手を投げつけようとしない。

そんなことは、相手が2mの大男だったら絶対効かない。


体捌きで、相手が引き込まれてのけ反るようにする。

投げつけなくても、相手は立っていられなくなって倒れる。

両手持ち呼吸投げ

途中までは天地投げと同じ。

肘を畳んで相手を引き込み、両腕を上下に伸ばす。


下の手はお腹の前に固定。

上の腕で、自分の体の前で大きく孤を描きながら、相手と場所を入れ替わる。

受けは飛び受け身。

片手持ち呼吸投げ

さっきの投げが難しかったので、簡略化してもらった気がする。

片手持ちされた手は位置を動かさない。

自分が大きく入り身して相手と場所を入れ替わる。


その時、持たれてない腕を大きく下、上、下と孤を描いて振る。

体全体で大きな球を転がす感じ?

天地投げ

天地投げで6回ずつ投げ合う。

座技呼吸法

受けもしっかり相手の力を受け止める。

座技呼吸法のための練習

向かい合って座る。

両手の平を床につける。

受けは両手首をしっかりつかんで、床に押し付ける。


手の平を畳につけたまま、ズルズルと引き寄せる。

両手を合わせて、お腹から中心線通って上げていき、相手に真っすぐ力を返す。

波のようなイメージ。

12月2週目の稽古

火曜日の稽古

Day335 腰越合気道研究会 2021.12.7

久し振りにTさんが復活。

受け身や杖の合わせを体で覚えていて、凄いと思いました。

私は杖の振り方すぐ忘れちゃう …。


Kさんは怪我のため、一瞬顔出して帰ってしまいました。

K先生がお休みのため、Hさんが先生役。

座技正面打ち一教

受けは腕を楽にして、お腹で技を受け、耐えられなくなったところで倒れる。

(表) 取りは肘を相手の頭にぶつけるようにしながら、前に出る。

正面打ち二教

片手持ち呼吸投げ

(表) 手は動かさないで体ごと相手の側面に入り身。

自分の中心線通って腕を上げ、相手の方に踏み込みながら腕を伸ばしていく。

(裏) 入り身転換してから。

座技呼吸法

中心に集める練習

T先生の稽古内容を知りたいとのことで、先週の内容をご紹介。

座技呼吸法のように向かい合って座り、両手首をつかまれて、畳に押し付けられたところからスタート。


そのまま手を上げるのは無理だけど、手の平を畳につけたまま、ズルズルと自分の足の間に引き寄せるのは出来る。

自分の作業台」(Kさんの言い回し。分かりやすくて気に入ってる) に入るから、お腹の前を通ってまっすぐ上げることも出来る。

中心に集める、中心線に沿って上げる、相手に力を返す。波のイメージ。


新鮮で面白い、と喜んでもらえて良かった。

杖振り

11の杖・13の杖・31の杖

杖の合わせ

11の杖の合わせ・回転払いと袈裟斬りの合わせ

日曜日の稽古

Day336 藤沢合気道会 2021.12.12

最近、受け身の練習が多くて、その度に自分の下手さに情けなくなる。

頑張ろ!

前受け身の練習

道場を普通に前受け身で往復。

これは大丈夫。


次に、回転せず、脱力して転がり、バタッと床に仰向け状態になる。

飛び受け身と同じ?

つい力んで起き上がろうとしてしまう。これがダメ。


端から走ってきて、うつ伏せの人や、転がってくるボールの上を前受け身。

毎回、得意な方の腕から受け身してしまう。

左右差をなくしたい。

片手持ち入り身転換

持たれる。

入り身転換して自分のお腹の前に手を置き、肘も体につけて相手とひとつになる。

引いたり押したりせずに相手と動く。

片手持ち入り身転換

持たれる前に動く。

相手がつかんだ時には、ひとつになっている。

片手持ち呼吸投げ

入り身転換して、相手の体を伸ばす。

上から腕で投げつけない。

片手持ち呼吸投げ

入り身転換する。
手をお腹の前に固定して動かさない。
もう片手で相手の肘を持ち、相手と場所を入れ替わるようにしながら沈む。

分かりにくかったら、持たれた手をお腹の前に固定し、もう片手で相手の肘を持つ。
180度場所を入れ替わる。
そこからまた45度くらい体を開きながら沈む。

腕で投げ下ろしのモーションを掛けない。
体の位置交換で投げる。

Naさん、最後の位置交換の時にブワンと流れが来る。
流れに身を任せると、上手く飛び受け身できた。

片手持ち呼吸投げ

相手を誘い出し、向き直って腕を張る。
袖を持って、脇の下方向に沈む。

相手の手の先に向かう人がいるけど「これは本来は体当たり (体で相手の腰を引っ掛けるようにしながら投げる)」
相手から離れるのは逆か。
体で相手に接したところを支点にして、相手をひっくり返す感じかな。

向き直って腕を張ると、つい内回転で入ってしまう。
「あれ?」と混乱していたら、T先生が「それは違う」って来てくださった。
内回転で入らない。そのまま袖持って沈む。

お互いに投げ合う

黒帯同士で20本ずつ。
「10本ずつ」と聞き間違えて、異常に早く終わってしまった。

白帯同士で10本ずつ。
三段以上で10本ずつ。迫力。

12月3週目の稽古

火曜日の稽古

Day337 腰越合気道研究会 2021.12.14
本年度最後の稽古なので、早目に終了して、畳拭きやモップ掛けを行いました。

座技正面打ち一教

肘を外側に曲げて前に出し、相手を跳ね返そうとしてしまっている。
肘曲げない」「ここ (手首の接点) から (受けの) 腕・肩を通って真ん中に向かう
言葉としては分かる。

「こう」とK先生が入ってくる。
この重たい感じ、T先生が「真っすぐ、こう当たる」とくるのと同じだ!

私は肘が曲がってるから余計に横にブレるんだな。
掛けてもらうと「これだな」と思うけど、自分では上手く出来ない。

でも以前は、掛けてもらった時の違いも感じ取れなかったから、多少はマシなのかな??
一教はすべての固め技の基本だから、この最初の崩しをちゃんと出来るようになりたい。

座技呼吸法

片手持ち呼吸投げ

突き小手返し

(表) 相手の外側に1歩大きく入り身しながら、きちんと払う。

(裏) 払いながら入り身転換。
相手と背中合わせになってから小手返し。

短刀取り(突き小手返し表)

杖振り

11の杖・13の杖・31の杖

12月4週目の稽古

月曜日の稽古

Day338 藤沢合気道会 2021.12.20

週末に稽古できなかったので、体が重く、バリバリに固まってる。

飛び受け身が上手くいかなくて、ドッタンバッタンした。


先生に「足大丈夫?」って聞かれた。

「そうやって落ちると、足の指折るよ。実際に折ったことあるから」え、怖い。

自分では分からなかったけど、足の指から畳に落ちたみたいだ。


せっかく最近飛び受け身に少し自信がついてきたのに、また逆戻りしてる。

痛い時もかなりあったけど、稽古後はすごく体がほぐれて楽になった。

自分でストレッチやマッサージするより、投げられる方が強制的に体がほぐれる。


「陶芸でも、かたい土塊をバンバン投げつけて柔らかくするよね」という先生の例えを思い出した。

私が土塊から練りに入れるのはいつの日か。

正面打ち小手返し

正面打ちは、大きく振りかぶってから近付かない。

そんなことしたら、正面がら空きで攻撃される。


「こんな風に」って先生の前蹴りがマスクをかする … 一瞬状況が把握できなかった。

速い。

これは「気付いたらKOされてた」ってなるヤツだ。


下から自分の中心線を守って額の前まで上げながら近付く。

そこからストンと振り下ろす。

力んでブンッと振らない。


受けが中心線を守りつつ、間合いを詰めようとする動きが「起こり」

それを察知して先に入り身する。

間合いに入られてから動くのでは遅い。


表も裏も、まず外側に入り身するのは同じ。

(表) 入り身、上から手首をつかみ、相手の前の空間に入りながら、相手と場所を入れ替わって小手返し。

先生の投げの説明は「相手と場所を入れ替わる」ことに集約される気がする。

入れ替わるために「どの空いている空間に入るか」をきちんと把握することが大事。


(裏) 入り身、上から手首をつかみ、手と足を一緒に引いて体を開きながら小手返し。

突き小手返し

突きも構えない。

腕だけで突かない。足をつかう。

大きく足で出ながら、相手の帯の結び目を狙う。

突き小手返し (連続)

受けが突く。入り身する。

受けが反対の腕で突く。入り身する。

そして4本目の突きで小手返し。


(入り身する時) 相手から離れない。

横に大きく離れるのはダメで、後ろに大きく入り身するのはいい気がする。

自由に投げ合う

奇数であぶれたので、先生に投げていただいた。

日曜日の稽古

Day339 藤沢合気道会 2021.12.26

今年度最後の稽古です。

参加人数も多く「絶対コロナに感染できない」と休会中のMiさんも久しぶりに顔を見せに来てくださり、賑やかでした。


三段合格のUさんは、先週賞状を、今日はT先生から御祝いの帯をもらってました。

おめでとうございます!

小手返し

受けは手を差し出し、取りが手首を上から取る。

もう片手を添えて、相手の小手を丸めていく。

引っ張たり押したりしない。相手の力をこう丸く(下から上、そしてまた相手に向かって下がる円)返していく。


小手を丸めて、自分のお腹の前に固定し、一緒に動く。

前に進んで沈む。

相手の体が斜めになっていたら、その向きを生かしながら動く。

片手持ち小手返し

さっきと同じやり方で、今度は片手持ちで始め、抑えまで行う。
Moさんの小手は、小指側、腕の外側の筋がキュッとなる感じ。
あ~小手って指からここの筋に繋がってるんだ、と思った。

片手持ち小手返し

最後、小手を決めた手は自分のお腹の前に置いておく。
自分と相手の間にポールがあると仮定し、そのポールを軸に回る。
相手と場所を入れ替わるようにして投げる。

Uさんの小手はすごく効く。
痛いというより、体が勝手に沈む。

かがんでしまって、飛び受け身に繋げられない。
そのまま後ろに倒れちゃう。
体が沈んでも、足を動かせるようになりたい。

突き小手返し (裏)

今度は裏だったので、なんとか飛び受け身できた。
Hさんが受け身とりやすいように、大きく捌いてくれてた気もする。

突き小手返し (裏)

入り身する、相手と背中合わせになりながら、上から手首取る。
この後、腕で振り回したり、引っ張っろうとしてしまう。

T先生「直線の上で相手と場所を入れ替わる。そしてまた入れ替わって投げる。
最初の入れ替わりは大きい転換、投げる時は小さい回転で鋭く…って感じかな。

最後、互いに10回ずつ投げ合った。
T君は、私の「こうかな?いや、違うかな?」と迷いつつの下手な技にも上手く投げられてくれる。
私もどんな投げ方でも合わせて受けを取れるようになりたい。

座技呼吸法

Maさん「肘・肩の力を抜いて、手首とここ (丹田) を繋げます。
つかんでる手の中で、腕が柔らかくなった。不思議だ。

腕の力を抜き、手はそのままの位置でお腹から前に出る。
片方の腕の力をパタンと抜きつつ、大きいハンドル回す感じ。

私は肘や肩に力入り過ぎなんだろうな。

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