2022.2.28 2022.3.30
教える=教わる
今日の稽古は、T先生のご指名で僭越ながら私が先生役でした。
突然言われてびっくり。
先日指名されたUさんに「大変ですね~」とか言ってる場合じゃなかった …。
何するか迷子にならないよう、テーマを決めました。
春に5級審査を受ける人がいるので、テーマは「これだけ出来れば5級審査はバッチリ!基本技」です。
それにしても「この技はこうです。これに注意してやりましょう」って教えるの怖い。
偉そうなこと言って、自分自身ちゃんと出来てるんかーい!って内心ツッコミまくり。
緊張で、見取りの時みんなの目を見て話せなかった。
※ マスク描写は省略しています※ |
見取りも冷や汗ものだけど、全体に目配りして教えて回るっていうのが更に難しい。
私なんかが指導していいの ? 黒帯はみんな先輩だし … とうろうろ。
二教 (裏) の最後の極めは、受けから見えないので、黒帯いる組でも躊躇せず介入できた。
稽古に混じって教えてるT先生に聞き耳立てて「いやいや、今は私が教える方だ」と我に返る。
Nさんに言われるまで、休憩のことをすっかり忘れてた。
最後の方で慌てて休憩入れました。
全体的にうわずり気味だったので、聞く方も困ったろうな。
先生や先輩の真似しても、付け焼刃じゃ上手くいかない。
稽古の後、先生に不出来を謝りにいく。
「大丈夫。(いつか) 自分で教えるといいよ。教える=教わる、だから。」
「出来る出来ないではなく、やるかやらないかだからね。それと合気道が好きかどうか。」
自分で教える、なんて想像もつかない。
指導は五段以上、せめて三段と聞くし、そこまで到達するか分からない。
ただ稽古を楽しんでいた。
でも当会も新しい人が増え、いつの間にか中堅になってる。
先生は、まだ初段でも黒帯は指導する側だと自覚して欲しかったのかも。
今まで白帯と組んだ時「こうするともっといいのでは」と感じても、偉そうに言える立場じゃないし、と流していた。
もう少し積極的に言葉にするよう、心掛けます。
教えることで、自分自身ちゃんと出来てるか再確認が必要だと痛感した。
一番大事なことは何なのか、どう言えば伝わるか考えると、自分の理解も深まる。
教える=教わる は本当だと思いました。
自信ないまま教えるのが一番恐ろしいので、もっと上手くなりたいです。
ここから下は
2月1週目の稽古
日曜日の稽古
Day346 藤沢合気道会 2022.2.6
今日は、片手持ちからの色んな呼吸投げを稽古した。
相手を「相手」にしない … 空いてる空間にまず入る。
相手の攻撃 (つかんできた手や打ち込み等) をどうにかしよう、と考えない。
すっと相手の後ろに入れば、攻撃を避けることが出来る。
持たれた手をどうこうするんじゃない。
それはその場に固定、あるいは放っておいて、体で動く。
動いて入れる空間は、色々ある。
型や形を覚えても、最初の入り身や基本的なことが出来ないと、いつまで経っても使えるようにはならない。
などのお話があった。
「相手の手を見ない。全体を見る」を心掛けても、気付くと打ち込んでくる腕ばっかり見てる時点で、全然出来てないなあ …。
座技正面打ち一教
座技正面打ち二教
片手持ち呼吸投げ
入り身する。
入り身転換で並んでもいいし、そのまま外側に一歩踏み込んでもいい。
相手の手首をつかんで、自分のお腹の前に固定する。
もう片腕は、相手の前の空間を大きく斜め上げていく (後ろ受け身)
「相手の首を腕で斬り上げて投げようとしがちだけど、この空間から大きく動かす。そして下の手が大事。しっかりおさえておいて、効かせる。」
片手持ち呼吸投げ
入り身する。
入り身した後、さっきは上段に入ったけど、今度は中段。
相手の手首をつかんだら、脇に自分の肩を差し入れる。
余り (相手と間の隙間) が出ないよう、密着する。
そのまま体ごと、差し込んだ自分の腕の延長線上、前へ進む (前受け身)
「本来は、ここで下の腕を効かせ、パーンと相手の肘を折って投げる。稽古ではやらないけどね、来週からみんな来なくなっちゃうから。」
先生は体でしっかり入るので、肘に圧がかかるのを感じる。
慌てて受け身した。
片手持ち小手返し
入り身転換。相手の腕を切って、上から手首をつかむ。
もう片手で小手をきめながら、相手の前の空間に踏み込む。
相手と場所を入れ替わるようにして投げる。
「一旦手を持ち上げてから投げる人がいるけど、そんなの効かないから。」
これは本来は低い技らしい。下段。
低い位置に手を置いておき、指先を丸め込むようにして極める。
その時点で受けはガクッと沈む。
これが速い場合は、飛び受け身までいかず、そのまま後ろ受け身。
片手持ち
入り身転換。
相手の手首をつかむ。脈部が上向きになる様に。
下から肩を相手の脇に深く入れ、立ち上がる。
相手は肘が極まるので、つま先立ちになる。
投げず極めすぎず、そのまま一緒に少し動く練習。
片手持ち呼吸投げ
互いに10本ずつ投げ合う。
2月2週目の稽古
日曜日の稽古
Day347 藤沢合気道会 2022.2.13
片手持ち呼吸投げ
入り身転換して相手を前に行かせてあげる。
片手持ち呼吸投げ
つかまれてから動かない。
持たれた時にはもう自分のお腹の前にあるようにする。
そして下 (四股を踏むように沈む) → 上 (立ち上がりながら、腕は中心線で真っすぐ上へ伸ばす)
片手持ち呼吸投げ
入り身して相手とひとつになる。
自分と相手の間、手で繋がっている場所にポールが立っているイメージ。
そのポールを軸に回るように、相手と場所を入れ替わる。
正面打ち入り身投げ
入り身する。
しっかり相手の首を持つ。密着する。
45度開く。
そのまま、まっすぐ相手の腰の後ろに踏み込みつつ投げる。
ずっと密着。相手から離れない。
正面打ち入り身投げ
今度は45度開いた後、自分の足は動かさないで相手を引き出す。
ぐわ~っと下から相手のお腹を斜め上に引き出す感じで、自分の周りを回らせる。
絡みつくように。
投げ下ろすんじゃなくて、相手がわーっと上がってきて、自らのけ反って倒れるようにしたい。
正面打ち入り身投げ
掛かり稽古。
相手を引き出したら、そのまま行かせてあげる。
方向が分からなかったら、後ろから相手の肩を押して前に進む感じ。
片手持ち呼吸投げ
逆半身で手を差し出す。
相手が取りに来たら、手と足を引いて相半身になりながら、肘を畳む。
「外へ腕を回さない」コンパクトなクロールって感じかな。
肘を畳み、脇を開けずにあげた自分の脇 (分かりにくいな) に相手を誘い込む。
相手は手をつかもうとして、空振りしながら前のめりになるのが理想。
そのまま相手のお腹から前に行かせる感じ。
肩甲骨から柔らかく回して上げて、そこから真下にストーンと指先から真っすぐ落ちる (落とす、というより力抜いて重力で落ちる感じ?)
う~むむ、肩甲骨かたいから出来ないかも。
受けの時「すぐ倒れない。体をかばっちゃダメだよ」とT先生。
反った状態で前に誘い出された後、すぐお尻から落ちようとするのがバレてる …。
「もっと粘ると、精度の高い受け身が取れるようになる。必ず出来るようになるからね。」
ああいう時はどうすれば粘れるんだろう。
Uさん「 Oさんや Fさんみたいに両足が前に行く、体ごと滑るような受け身じゃない?」
前に真似して、背中で落ちて息止まったんだよな …。
帰宅して検索したら「後ろ落とし」と言うみたいだ。
練習方法としては、立って体を反らせ、片腕 → 肩甲骨 → 反対側の肩甲骨 → 腕と順番に畳につけていく。
柔軟性と筋力と両方必要。
どちらもなくて、練習段階からつまづいた _| ̄|○
自由に投げ合い
片手持ちで10本ずつ。
2月3週目の稽古
月曜日の稽古
Day348 藤沢合気道会 2022.2.17
片手持ち回転投げ
入り身転換で誘い込みながら腕を持たせ、内回転でくぐる。
腕を下げて自分の太腿に当てると同時に足を引く。
そのまま後ろに下がるようにして、相手の頭を下げさせる。
相手のお尻の方、両足の間に踏み込み、転換しながら投げる。
片手持ち呼吸投げ
腕を上で張っている時にはすでに親指が下を向く。
そうすることで相手は脇があいて、ひとつになりやすい。
今度はくぐらず、ひとつになったまま一緒に動く。
前に出ながら沈む。
後ろに螺旋状に下へ下がりながら沈むなど出来る。
自由に投げ合う
今日稽古した色々な投げ方で、互いに10本ずつ。
座技呼吸法
親指上向きで腕を伸ばしながら、お腹から出る。
左右どちらかに腕を傾けて、空いた相手の脇の空間に入りながら抑える。
土曜日の稽古
Day349 A.K.I.鵠沼 → A.K.I.湘南台 2022.2.19
久しぶりに稽古のはしご。楽しい。
稽古内容は重なっている部分もあるし、2つまとめて書こう。
杖振り
前の人を見ながら、みんなで一緒に振っていると覚えた気になる。
でも自分が先頭だと「あれ?あれ?」と分からなくなる。
かろうじて独りで振れる部分も、組杖になるとパニック。
突かれた瞬間に頭真っ白だ。
体に染み込むくらいに練習しないと組杖は難しい。
組杖をやると、31の杖のそれぞれの動きの目的が分かる。
突き・払いも相手のどこを狙うのか意識すると、形がしっかり作れる。
漫然と振るんじゃなくて、組杖の相手がいるつもりで練習しようと思った。
杖も剣と同じように、前の手は上からかぶせて手の内を絞る。
手を絞りつつ、しっかり腰を落とす。
強い腰なら、しっかり相手の打ち込みを抑えることができる。
私の場合 柳腰 腰が強くないので、やられ役の杖にはじかれて負ける。
後ろの手は端を持ち、自分のお腹の前。
突いた後、この手が体から離れてると杖を奪われてしまう。
杖も剣と同じように、粘る。
当たる、離して構え直して次の攻撃、とはならない。
当たる、相手の杖を擦るようにしながら動かして次へ。
互いの杖が触れてる接点を支点にして動かさず、端を持つ方の手を動かすのは、テコの原理っぽい。
Kさん「合気道の体術も同じでしょ。例えば、触れてる手を離さず、擦らせながら後ろへ入って入り身投げ。」
確かに!そのままヌル~ンと後ろに入り込みたい。
直払い
ずっと左半身のまま下がりながら、相手の突きを払う。
後ろの手を左右に。前の手は支点になるので、そのまま。
回転払い
後ろの杖を前に出して払う。
右半身、左半身と交互になる。
前の手は逆手。後ろの手は順手。
太刀
振り下ろした時、太刀は平行。
柄頭は自分のおへその拳1個分くらい前。
上段受けのように上で構える時は、切っ先を相手に向けない。
太刀を横向きにして、頭を守る。
組み太刀
相手の武器を見ない。
全体を見る。
腕だけで受けない。
体ごと下がる。あるいは真半身になって斬られないようにする。
ガーンとぶつけるというより、太刀の反りを利用して受けるようだ。
難しい。
二人掛け
ふたりの受けを同時に流れで崩しながら、関節技決める。
相手が来たら、足を引きながら自分の流れに巻き込んで、ふたりの手首を関節決めながらつかむ。
つかんだ2つの手首をぶつけるようにしながらくぐる。
最初の流れで崩すところがキモであり、難しい。
片手持ち四方投げ
S先生の見取り「つかまれたら息を吸って、相手も息を吸って体が伸びた瞬間に動く。」
Kさんの解説「S先生はああやって、相手を自分のゴロゴロ (運動) の世界に取り込んでいる。」
S先生は息を吸うことで、自然に自分のゴロゴロの世界に相手を入れてしまっているのか~。
息吸うことだけ真似してもダメだったんだ。
四方投げで相手にがっちり持たれた場合の動き方としては、しっかり重さかけて崩すか、流れでずっと前のめりにさせて崩すか。
相手がグイグイ押し込んできたら、その力の流れを生かして崩す。
正攻法では難しい 意地悪な 持ち方されたら、当て身入れて崩す。
中途半端な当身だと効かないので、避けなければ当たる程度に入れる。
片手持ち入り身投げ
(裏) 入り身して、相手の肩、大きい人なら上腕部を両側から優しくそっと抱き寄せる感じに自分に引き寄せる。
力で引かない。
引っ張らず、ただ片足引いて斜めに相手を傾けることで落とす。
相手の腰の後ろに踏み込んで投げる。
ずっと前屈みな受けに対しては、無理矢理ひっくり返すのは難しい。
相手の表側に踏み込みながら、自分から回って螺旋に巻き込んで投げる。
片手持ち小手返し
厳密に言うと、私の今までの小手返しは鳥羽返しになっていたみたいだ。
小手返しは指よりも手首の関節を攻めてる感じ。
手刀側の指のつけね~手首~肘の下あたり?
飛び受け身は、背面ではなく横で接地する。
可能な限り足を開く。上手い人は180度開いてる。
柔軟性高めないと美しい受け身の形を作れないのね (泣)
片手持ち入り身転換
Ucさんはいつも相手の近くに入る。
私は相手が動いてない入り身転換でも遠いから、動いてると尚更離れてしまうってことか。
片手持ち呼吸投げ
持たれている自分の腕と相手の腕を一体化させる。
その腕を通して相手の中心に向かう。
胸取り呼吸投げ
外側に入り身転換して沈む。
転換する時に、相手の肘が鋭角に曲がって上に向くように。
肘が曲がって上がると脇があく。
脇があくということは、バランス崩れている、ということ。
だから座技呼吸法でも、相手の脇があくようにさせるのが大事。
諸手取り呼吸投げ
腕は何もせず、そのまま相手の表側へすれ違うように歩く。
簡単に相手は崩れる。
ただ、相手がそれを分かった上でつかんでくると無理だった。
その場合は違う方法で崩さないとダメだ。
座技呼吸法
受けの時、あまりにも前のめりにグイグイ相手の膝に押し込むようにつかむと、接点の腕をそのまま横にずらされ簡単に転がされる。
日曜日の稽古
Day350 藤沢合気道会 2022.2.20
私が先生役。